「じゃぁ、資産を何で持ってれば良いの?」…「経済予測は不可能」なのだ…

ところで、ここまで「財政危機」とか、「財政破綻」と言われると、

「じゃぁ、資産を何で持ってれば良いの?」

って疑問が当然湧いてくる。

「金」「外貨」「外国株」…と、「ポートフォリオ」の組み方は物凄く沢山ある。

FPさんなんかはコンサルタントとして、「安全資産運用」のコンサルをして、結構な報酬を得てるのだろうなぁ…とか思う。これって本当にお金持ち程「知りたい情報」だろうから。

でも(実は、わたしも一時、FPの資格を取ろうと通信教育でお勉強してた時があったケド、あの時、会社のお仕事が忙しくなって結局、中断…期限切れで辞めた…という事があった)、PFの「アドバイス」はあくまで「アドバイス」で、最終的には「自己責任」。だから、「アドバイスに従って運用したのに損をした!」と言うクレームは無効。

それから、PFはこう言うと思う。

「今は、経済環境が常に変化してますから、その都度ライフ・プランの見直しが必要になります」

確かに、プロのFPさんなら「色々と経済分析とか情報収集してる」だろうから、ある程度の「理にかなったアドバイス」はしてくれるだろう。わたしも一度FPさんがどんな「コンサルティング」をしているのか聞いてみたいような気がする。

でも、はっきり言ってしまえば、

「経済予測は不可能」

だ。今は「金」が史上最高値レベルで推移している。これは「他の資産が不安定だから」で、「歴史的に価値を維持してきた金に投資する人が増え、金需要が増えた」ために価格が高騰した…裏返せば、

「人々が、安全と思える資産が見当たらない」

と言う事だろう(もちろん「投機的」意味合いもあると思う)。

一時は高い信頼性を持ってた「格付け会社」米国のS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)やMoody's Corporation(ムーディーズ)、欧州系のFitch Ratings Ltd.(フィッチ・レーティングス (特に前の2社は「格付け機関」と言えばすぐに出てくる)…しかし、「欧米諸国や欧米系企業には甘い」「やはり企業だからスポンサーにはどうしても甘い評価を付ける」と言う事が、徐々に皆に解ってきてしまった。だから、これらの「機関(企業)」には一時程の「信頼性」は無い。何しろ、「サブプライム証券」にもムーディーズやS&PはAAA(最優良)の格付けをしてたのだ。

「じゃあ、何が信用できるの?」

って事になるけど、これが「そんなに簡単なら、みんなその資産を欲しがって、その資産は高騰する」だろう。

ただ、これらの「格付け会社」は「そういうものだ」と理解して、利用をすれば良い(まぁ、その「判断」自体が難しいけど)。でも、「何も判断基準が無いよりはマシ」でしょ。

今、米国経済もEUも日本もダメ。中国はバブル(それに、「ビック・イベントの後はリセッションが起こる」と言うのはまず常識)。そうなると、BRIC‘Sの残る、ブラジル、ロシア、インドか…あるいはNEXT11のイラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコか…って事になるけど、そう簡単に判断するのは危険だろう。

それぞれの国々には「それぞれの問題点」があるし、何しろ「経済規模が先進諸国に比べて非常に小さい」。

例えば、それらの中の1国、或いは数か国が「非常に高い経済成長をし続けている」としよう。しかし、その規模は、BRIC‘S諸国でさえ日本の十分の一程度(中国は国のGDPとしては日本を抜いて世界第2位ですけど、一人当たりGDPとなると…)。それよりも経済規模が小さい国が、高いパフォーマンスを達成したとしても、

米国、EU、日本という巨大タンカーを数隻の小さなタグ・ボートで引いても…でしょ。

むしろ、「世界同時不況」に巻き込まれて「経済成長が鈍化・停滞、悪くすれば後退」だってあるのではないだろうか(かつて「米国がクシャミをすると日本は風邪をひく」と言われてたでしょう)と考えざるを得ない。

以下述べる事は、全く個人的な「直観」「思い込み」なんだけど、この「世界同時不況」は「世界中の人々が協力して、『自分さえ良ければ良い』(これは「古典・新古典学派」のドグマなのだろうけど)と言う価値観を一度捨てるべきなのではないかと思う。かと言って「ケインズ・ニューケインズ派」の有効需要(不況期には公共事業をバカバカやって、同時にお金を刷ってばら撒く)というドグマも捨てるべきなのでは…と思う。昔なら「戦争(世界大戦)」で清算してたかも知れないけど、今は、アダム・スミス以前の経済、しいて言えば「共同体経済」、人びとがお互いに助け合いながら生きていく、「イヌイット」のような互助社会が必要になって来てるような気がしている。

「大家族」→「核家族」→「独居」を逆転させてみる必要があるのではないか…とか考える。「ゆるい私有財産制」…全く「私有財産がない」と言うのでは無く、もちろん「個人の私有財産」はある(ここで「マルクス経済学」的社会を想定されると困る。「マルクス経済学」は否定しないけど、あれは「普通の人間」には無理な経済。ありゃ「聖人の経済学」だなぁ…と思う)。

「国家」は「国防」「治安維持」「最低限のインフラ整備」だけをする「小さな政府」で十分。某独裁国家だって、実は「間接的に資本主義国家から流れて来るお金で維持されている」のだ。これを機に「より強い中央集権」や「ファシズム」には登場を遠慮願いたい。

もちろん、そこで「停滞」する…と言う訳では無い。

「そこから、もう一度、組み立て直したらどうかなぁ」

と考えるのだ。

「大地に根差した実体経済」こそが大事なのではないか? と凄く感じる。 巨大に膨れ上がった「虚構の金融経済は、実体経済の裏打ちがなければ、人びとの欲望の大きさに比例して爆発的に膨張するし、逆に風船がしぼむように縮んでしまう」…この不安定性は危険だろう。そこには「本当の生産が伴っていない」からだ。いわば「マネー・ゲーム」だ。ゲームは所詮ゲーム。でもゲームに負けた人々は、その天文学的なマネーを「清算」しなければならない。しかも「清算」するときは「現物」でしなければならない。確かにそれまでに「勝ち続けてた人」は勝って貯めてたマネーで「清算」することが出来るかも知れない。でも「現物」しか持っていない参加者は、そんな「天文学的な資産」なんて持ってるはずもない。

まぁ、「プロの博打場」に入り込んだ「素人」が勝てるような「相場(賭場?)」ではないだろう。こんな「賭場」はもっと少なく、規模を小さくするべきなのではないだろうか?

確かに「一攫千金」は人々の「夢」ではあるけれども…

やはり「実物経済」の再構築が必要だろう。人々は「金や紙やコンピューターの中の数字」を食べて生きていける訳ではないのだから。

日本の雇用はここ10年で数百万人分が失われたと言う(一説には500万人説もある)。かれらは「企業リストラ」組が殆どだろう。今や、「新卒者でさえ求人が無い」ような状況だ。かっては35歳が「再雇用のボーダー年齢」と言われていたが(特殊な技能、高度な専門知識を持っている人は、求人企業とマッチングすれば働く場所が確保できるだろうけど、それはほんの一部の人たちだろう)、今だったらもっと低くなってるだろう。

一方で、人口は「減少局面」に入り、「廃村」に追い込まれ、実際に「廃村」になった村もあるだろう(次は「廃町」とかが出て来るかも知れないよね…)。

リストラされた人々は、しばらくは「ハロー・ワーク」に通うけど、「仕事が無い」。確かに「仕事を選ばなければ」アルバイト程度はあるかも知れない。でも噂だと「今は、コンビニでも若い人しか採用したがらないそう」…と言うのは、今のコンビニは品物を売るだけでは無く、銀行業務の一部や宅配便の代理店やコピー機等のOA機器サービスをしてるから、これらを覚えられない、これらの業務が苦手な年配者は敬遠される…とか。本当に「生きにくい世の中になった」ものだ。そしてこうして、やがて「職に就く事を諦めた人たちは、失業率にもカウントされなくなる」のだ。本当は「就職する意思があるに関わらず、どこからも受け入れて貰えない失業者たちは、やがて就業する意欲を無くして失業者でさえなくなってしまう」のだ。これらの人が数百万人…となると、これは「非常に大きな社会問題」である。

そこで、わたしの提案は(単純だけど)、就業意欲を無くした(でも本当は働きたい)人たちは、これらの「廃村」や「廃村寸前」の「村起こし」をして、最初は「自給自足」、将来的には「商品作物」の出荷を目指すのも良いのではないかと思う。「廃村寸前」の村では、中には「田畑も無料で提供」「住む家も無料で提供」と言う「夢」のような「村」もあるようだ。ただ、「都会のサラリーマン生活になれたひとびとには、(基本的に)収穫期しか現金収入が無い田舎の暮らしはキツく、入植者の大半は直ぐにイヤになって出て行ってしまう」…と言うのも現実らしい。

それでも、わたしは「ココから始めてはどうか?」と思わずには居られない。そこでコミュニティを構築し、ココから「新しい産業」が産まれてもいいではないか…と思う。「土地に根差した生活」。そして、今の時代だから(すごくかけ離れてるけど)、「田舎発のIT産業」(IT産業は、インドのようなインフラが十分でない国でも主要産業になっている…つまり、通信さえ確保できれば田舎でも可能な産業なのだ)、ってのも有ではないだろうか。まだまだ「若い世代」で「IT関連に興味のある人たちが集まれば、IT産業のメリット=他の産業に比べてリスク(かかる初期コスト)が少ない」と言うのは魅力的だろう。それに、「商品作物」(=特に、付加価値の高い高級野菜類とか、特産作物とか)を、ネットで「宣伝」して、売れる所まで行けば、「村」は再生するし、色々な意味で「豊かな村」になるだろう。問題は「医療」だけど、もちろん「村に来てくれるお医者さん」が居ればそれに越したことはないけど、もしもダメだったら「ドクター・ヘリ」とか、それが無理なら、医院のある町までのインフラは整備しなければならないだろう。

ところで、これが最初の「リスク・ヘッジ」や「どの資産で持つのが良いのか」と言う疑問とどう繋がるのか…と言う事だけど、もう一度言うけど、

「経済予測は不可能」

だけど、「国家破綻」はやがてやって来るだろう…と言う事を前提に考えると、

「人々は、まず雨露を防ぐだけの住まいと、食べる事から始めなければならない」
(こりゃぁ、大分、スタインベックの「怒りの葡萄」の影響大…かも)

それから、「国の再生」をしなければならない…だろう、と言う「かなり高い確率で起こると思われる将来を考えての」自分なりのシナリオなのだ。

もちろん、そうならずに「世界経済が持ち直す」のが良いのは当然だけど。

しかし「悪いパターン(?)」を考えれば、

「田舎に安い土地を買おう(貰えればそれに越した事は無いケド)。そして自給自足から始めよう。田舎のコミュニティを作ろう」

こういう「リスク・ヘッジ」も有かな…と思うのだ。

多分、「力のある」「声の大きな」お金持ちは「絶対反対」するだろう…けど。
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現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

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