「消費税増税議論」、財政赤字、どうにかしなければならない事は十分理解できるけど…

「消費税増税議論」が活発である。

「現在の財政状況からみれば、消費税は20%にすべき」

だと、経済学者でも言っている。

確かに「日本の財政状況」を見れば、さらに「東北太平洋沖地震」「福島原発事故」を考えれば、国民の間にもコンセンサスが得やすい状況にある…のかも知れない。

だけど、事はそう簡単に考えられては困る。

「元々、ここまで財政を悪化させた責任はどこにあるのかをキッチリと検証しないうちは安易に消費税増税に飛びつくべきではない」と言うのが、わたしの考え。

「ザルの底が抜けたまま」税収を上げた所で、本質的な解決にはならない…と言うのがその「理由」。

「消費税増税」に関しては、最終的には「やむを得ない状況になっている…とは思う」


元々、『財政法』の 

第一章 財政総則では

第一条  国の予算その他財政の基本に関しては、この法律の定めるところによる。

とうたわれ、

第四条  国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。
○2  前項但書の規定により公債を発行し又は借入金をなす場合においては、その償還の計画を国会に提出しなければならない。
○3  第一項に規定する公共事業費の範囲については、毎会計年度、国会の議決を経なければならない。


と規定されているのだ。

にも関わらず「収支バランス」を考えずに「財政政策」を推し進め、「使いもしないインフラ」や「経済効率性を考えない箱モノを作ってきた」付け、そして「少子高齢化」に全く備えずに、「経済成長」も「人口増加」も「単調な(線形の)増加を見込んで、将来予測を怠ってきた…と言う「政府」や「官僚」の「経歴」があり、それが「精算」された気配が全く無いからだ。

「特別会計」は、『公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなし』てきたのだろうか?

「財政法」と言う、「国が守らなければならない法律」を但し書きの部分を「拡大解釈」するのは、「政治家」であり「官僚」である。

地方政府はと言えば、「それに乗っ掛っている」だけで、地方政府の「政治家」や「地方官僚」も、その「お零れを、協力する事で頂戴して来た」だけである。

もちろん、「その分け前にありつこうとする、財界や各種団体や一般人」が居る事も、それを助長してきた事は否定できないだろう。

いま、あたかもそれを是正するような「フレーム・ワーク」を作ろうと言う「案」を上げる、「官僚」や「官僚出身の経済学者」が居るが、

「一体、どこまで本気なのか」

と斜めから見てしまう。

結局、彼らの「案」では、「過去の杜撰な出費」を抑えるべく「新たな政治権力から独立した管理・監視組織」を付くる事になるが、それは「主権者である国民の監視が必要であるから」、最終的には「国会の承認を経て政府が任命」することになる。

これでは「全く、今までと同じ事の繰り返しになる可能性が高い」

「案」を上げた方は「真面目」で「真剣にこの国の事を考えておられるとは感じる」が、現実に「そのような機関が出来た場合、そんな人が責任者として据えられるとは到底思えない」し、もしも運良く着任されても、直ぐに「潰される」だろう。

これは「もうジレンマ」である。「危機回避のために設立した機関」が「危機のトリガーを引く可能性」さえあるのだから。


もう一つ気になるのは、「消費税20%は欧米では当り前の課税率」と言う論調。確かに、欧米では消費税は20%、北欧では22.0%から25.0%と極めて高率である。しかし諸外国と単純に「消費税率」だけを比較するのは「間違っている」と思う。国によって「文化や社会環境や経済環境」は異なるのだ。

日本のように「一律同率消費税課税方式」は「単純」と言う意味では良いが、やはり「そこまで言うのであれば」、「生活必需品は無税か低率課税、嗜好品、贅沢品は高率課税にするべき」だろう。


このような「改革案」は、官僚出身で(だから元々は「法学」出身)、官僚になってから「官費」で欧米の大学に「経済学留学」した方の発言が目立つ(ような気がする)が、どうも「親元」の「養護のために議論をしている」ように「斜めから見て」しまう。

財務官僚を筆頭とする「官僚」にとって「消費税増税」は「悲願である」と言う話が聞こえてくる。彼らが、未だに「既得権益にしがみつき」「天下りや渡り」をし、「外郭団体」を維持し、「許認可権」や「予算や補助金や交付金」で、政・財・地方政府を「支配」している限りは、わたしたちは「真剣に財政再建(国民の負担増)」の話は聞けない…と思う。
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現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

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