始まった「過去最大10兆円規模」の為替介入…でもね~

とうとう本格的に「為替介入」始めたようですね。

為替介入、過去最大10兆円規模 海外は円買い戻し

政府・日本銀行が31日におこなった円売りドル買いの「為替介入」の規模が10兆円規模に達し、1日分としては過去最大だった8月4日の約4.5兆円を大きく上回った模様だ。今後も必要とみれば介入する構えで、31日夕以降の海外市場でも介入を続けた可能性がある。

 ただ、今回のように日本単独でおこなう介入では効果が限られるため、政府は11月3、4日に仏カンヌで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、円高是正に向けて各国に協調を呼びかける方針だ。

 31日早朝に1ドル=75円32銭の戦後最高値をつけた円相場は、政府・日銀の介入で一時、1ドル=79円台後半まで下げた。

 午前11時半すぎから午後3時ごろにかけては、1ドル=79円20銭前後で相場が動かなくなった。市場では、政府・日銀がこの水準になるように円を売ってドルを買う「指し値介入」を続けていたとみられている。

 午後5時時点は対ドルで前週末同時刻より2円97銭円安ドル高の1ドル=78円80~81銭。対ユーロでは同3円22銭円安ユーロ高の1ユーロ=110円67~71銭。

 その後の海外市場でも介入を続けた可能性はあるものの、欧州市場での取引が本格化した夕方以降は、円を買い戻す動きが強まった。続くニューヨーク市場では1ドル=78円をはさむ水準となっている。午前11時半(日本時間11月1日午前0時半)時点の円相場は1ドル=77円93銭~78円03銭。』
(asahi.com http://www.asahi.com/business/update/1031/TKY201110310689.html 参)


しかし凄いと言えば凄いですね『10兆円規模』の為替介入。

でも、前回のエントリでも書きましたけど、

「効果は短期的」です。

そして、簡単に計算すると、

1ドル75円の時に「10兆円ドルを買う」と、千三百三十三億ドルですよね。で、このオペで1ドル78円に円安になると、この時点でドルに戻すと、四千億円の得。

投機家とすれば、この機を逃す手はない「何しろ効果は短期」。だからこの機に「ドルを売る」(これは当然、「円高圧力」になりますよね)。

で、でも、日本政府は「ドル売り」なんてしない(でしょう)。むしろますます「ドル買い」に走る。

そして、オベが終了。また円高に振れる。

ここで、例えば1ドル70円になったとすれば、今度は六千六百六十七億円の損。

更に「1ドル50円説」まで出てますから、そうなると、三兆七千三百三十三億円の損。

この六千六百六十七億円なり、三兆七千三百三十三億円はどこへ行くのでしょうか?

少なくとも、「我が国は、それだけの損益になる」

わたしは「金融は専門では無いし」、後期で履修し始めたばかりで、理論的な話は出来ないですが、「常識」と「感覚」と「独断」では、これらの殆どは「間接的な米国への国際的補助金」そして、その一部の「おこぼれ」は「投機家」へと回ると想像します。

真面目に汗水流して働いた人々の(「国富」、最終的には「税金」がこのような形で、トレードをしている、つまり「数字操作」をしている人たちへと渡って行く)お金が、「数字操作」だけをする(そこに果たして「生産性」はあるのだろうか? 当然「ある種のサービス業」ではあるだろうけど…)人々によって、殆どは米政府に、一部(と言っても「巨額」だし、なんせ「短時間」で儲けは大きいですよね…もちろん、「原資」は必要だし、ある種の「博打」だから「リスク」はある。まして「レバレッジ」なんて使ったら、あっと言う間に「スッテンテン」、下手したら「借金王」ですけどね)。

「相場」に手を染めている人々にとっては「相場」は動いてくれなければ「儲け」にならない…でしょう。だから、「相場は変動を求めている」のではないでしょうか?

「投機家」にとっては「またとないチャンス」ですよね。

兎に角、こういう形で「国富」が海外や「不労所得者」に流れて行くのは、個人的には(経済学的にも?)「好ましくない」と感じます。

それが、もしも「永続的な円安効果」があるのなら(でも、これも「考えもの」かも知れませんが、少なくとも現状においては)、ある程度「意味がある」とは思います。

前回のエントリの「過去の為替介入データ」を再掲(リンク)させて頂きます。

この間「日本の国の債務だけで壱千兆円を超えた」(現在、「地方を合わせたら幾らになるのでしょうか」)と発表されましたよね。そして「消費税は5%から10%」へと…「日本のソブリン格付け」は先進国の中で「早く格下げされた」…そんな「我が国の状況」の中で、

「なぜ、そんな余裕があるの?」

って思いますよね。だから、高橋洋一先生が『財務省が隠す650兆円の国民資産』(講談社 刊)とか、「日本の大手企業の社内留保金「2009年には226兆円」等と聞けば、

「国や、企業はトータルで1000兆円位資産隠ししてる」ってのは本当で、

「実際には、日本は財務危機では無い」

ってのは、本当じゃないの…とか感じてしまいますよね。そして、それが「フロー」だけの話なら「ストック」を入れた「日本の資産」は

「全く(破綻なんて虚構で)心配ない範囲なんじゃないの?」

「消費税の増税なんて、弱い者いじめなんて全く必要ないんじゃないの?」

とか、考えてしまいますね(むしろ日本の「ジニ係数」の変動の方が気になる)。

だから、もしも、本当に日本の「財政」が危機的で、「消費税を上げなければならない」レベルなら、

「まずは、その辺りの整理から、ウンもスンも無しに始めるでしょう」

とか思ってしまいますよね。

まぁ、確かに今後の「社会福祉問題」は非常な重圧でのしかかって来るとは感じますけどね。
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現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

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