大学院経済学研究科入学の『目的』は…

思い返してみれば、K大学の大学院の経済学研究科(社会人枠)を受けようと思いついたのは、実は前年。

その時の『目的』は、本当に、「思いつき行政としか見えない、行政政策に、『本物の経済学』と言う指針を示したかった」から、そして、それによって「合理的な行政政策を説得力を持って提案できる」と思った」のが、第一の『目的』だった。

でも、結局は、『行政当局』(全てのとは思いませんが)は、更に言えば、首長さんは「そんな事は望んでいない」と思い知らされてしまった(まぁ、まだご本人から直接、聞いた訳ではないので、一筋の望みだけは持っておく事にしておこうと思って居る)。

だから、自分の第一の『目的』は、「ほぼ消えた」と思って居る。それまでの自分の「アクション」から考えれば、結構「喪失感」を覚えて居る。

でも、三ヵ月間、頭の中が「経済」で一杯になる位「受験勉強」をして、折角「合格」し、そして、現に今、通っている。しかも、受験勉強の時に増して「経済学」の勉強漬け状態になっている。

大学院の経済学は、自分が思っていたような「生半可」なモノではなかった。学部経済は「経済学」を言葉で説明する部分が多いと思うが、大学院の経済学は、殆ど数学(経済数学)だ。

経済モデルを作り、それを数学で記述・展開して、モデルの分析を行う。そこには無数の変数が関わってくるので、理科系で言えば「複雑系」或いは「多体問題」となる。これらは普通の方法では『解』は出ない。だから、モデルを単純化する(と言っても、数学的記述は難解を極めるのだが…)。

これらの「単純化」は理科系でも行う、物理学でも、複雑になって来れば、当然「単純化」或いは「仮定を単純化」する。それと同じと言えば同じなのだ。が、大きく異なるのは「管理実験」が行えない事だ。

だから、「過去のデータ」「経済史」「統計」などが重要になってくる。またフィールド・ワークを積極的に行う経済学者さんもいらっしゃるようだ。

しかし、今は、まだそんなレベルは遥か彼方である。もう、山ほど買いこんだ「経済学書」を読んで、数式を展開して、

「なんで、急に、こんな関数が突然でてくるんだぁ!」

とか、

「なんで、展開過程を飛ばしてるの!」

とか、言いながら、亀の歩みのように、自分で数式を展開し、中には理解不能のまま状態のモノも出てくる。

他の、山と積まれた「経済学書」にそれが載っていればラッキーだ。だけど、殆どの場合、載っていないか、或いは「違う角度からのモデル分析になってたり」する。


と、話を元に戻して、こんな「経済学書」漬で、「外界の出来事に気を付ける余裕さえ無い」状態で、更に教授からは、

「日本経済のファンダメンタルな現状数字位は、毎日観ておくように」

と言われる。正直「そんな余裕さえない」。それまで、わたしはかなりの野次馬だった。色んな事に興味があって、色んな分野の知識を得る事を楽しんでいた。今は「それどころでは無い」。この状況は「自分の知的レベルの維持」にとっても、あまり良いとは言えない。「能力の柔軟性が失われる」のだ。それは「経済学」学習上も、決して好ましいモノだとは思えない。

或いはオジサンはもう「枯れ始めてる」のかも知れない。

さて、また横道にそれてしまっていた。

わたしの二番目の『目的』は、自分の「アイデア」を形にすること。それは、場合によっては「起業」と言う形を取るのかも知れない。そのための「人脈作り」が、もう一つの『目的』と言う事になる。

しかし、これも現実には厳しい。他の院生と「会話する余裕が無い」のだ。講義と次の講義の間の時間は10分。講義後、教授に質問などしてたら、トイレの時間どころか、移動時間(これがかなり距離があったりする)も足りなくなって、少し遅れたりしてしまう。

それでも、帰りに一緒になった学友と少し話をする事が出来る時がある。

この間、やっとある学友と「一度、帰りに食事会しましょう」約束をした。

こうやって、少しずつ、人脈を広げて行くしかない。

本当は、理系大学院生ともコネを付けたいのだが、遠く離れた学舎、講義は全く別。で、「交流の機会」が(今のところ)全く無い。

「自分のアイデア」を「必要な技術を持った院生」と一緒に、わたしがマネジメントをして、形にする…これが第二の『目的』。

でも、これも「社会貢献」に繋がると思っている。「雇用を作りだす事が出来る」し、ソレを通して「色々な社会貢献」も可能だろう。この国の経済に、僅かながらでも貢献できるかも知れない…。

若年層の失業者が増えていると言う。それを苦にして命を絶つ者も増えていると言う。若者には「可能性」が有る。それに気付けば、少しは彼らに希望を持って貰う事が出来るかも知れない。「失敗」するかも知れない。でも、若者にとっては「失敗」も人生の「肥し」だ。

彼らには、再チャレンジ、再々チャレンジの機会を与えてあげたいし、与えてあげて欲しい。

うちの大学院の学生さんの中にも、「就職が見つからない」人が居る。非常な(社会的)損失だと思う。彼も、とても若い。「若くて能力のある人材」を使わないのは、本当に「社会的損失」、この国の損失だと思う。「(超)長期的に見れば」一層、そうだと思う。

優秀な人材は、生産性が高い。これはこの国の「経済成長」には欠かせない要素なのだ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Yasutomo-Araki

Author:Yasutomo-Araki
現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

なおこのブログではアフィリエイトプログラムを利用しておりますが、実際の商品の購入に関しましては、お客さまとリンク先のホームページ管理人とのお取引になります。お取引に関しまして、当ブログ、並びに管理人は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。当該商品等のお問い合わせは、お取引先までご連絡下さい。

みんなのプロフィールSP

人気ブログランキングへ

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
F2Cアフィリエイト
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
クロック
最新コメント
Flashリバーシ
時間があれば遊んでいってください
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
クリック募金
ワンクリックで救える命がある
リンク
RSSリンクの表示
FC2カウンター
メールフォーム
個人的に連絡したい時はこちらへ

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
ブロとも募集中で~す!

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム