北朝鮮の核と“常任理事国”の核

北朝鮮が突然“核実験”を行った。

もちろん日韓を始めとする“極東の安全保障”上、重大な問題だと思う。

しかも、同国は『拉致』『贋札作り』『麻薬製造』などの常習犯罪国。さらには、『金王朝』の独裁国家。

今回は同時に、ミサイル発射(現在、短距離ミサイル5発)も行っている。

目的は、もちろん『金王朝』の生き残り。

“核”と“ミサイル”は『金王朝』維持の“生き残りの生命線”。

今回の“核実験”は、前回より爆発規模は大きいが、専門家筋からは、今回も“不完全な実験”であったと指摘されている。


北朝鮮核実験 米の専門家ら「半分は失敗」

【ワシントン=村山祐介】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は26日、北朝鮮が25日に実施した核実験は「半分は失敗」しており、「信頼性のある核兵器をつくる技術はないことを示した」との複数の米専門家の見方を伝えた。

同紙によると、北朝鮮・寧辺の核施設を定期的に訪れているヘッカー米スタンフォード大教授(元ロスアラモス研究所長)は、爆発の規模をTNT火薬換算で2~4キロトンと推定。06年の実験時の2~5倍に相当するという。

ポストル・マサチューセッツ工科大教授は、北朝鮮はその10~20倍の規模を想定していたと推測。「プルトニウムを完全な球状に圧縮する装置に問題があったようだ。技術的には実験用兵器も確実につくることはできないだろう」との見方を示した。

米ハーバード大のジェフリー・ルイス博士も「兵器級の装置をつくろうとしたが、まだ十分にできなかったと考えるのが自然」と指摘した。

一方、北朝鮮問題に長く携わってきた元米情報当局者は「(技術が)前進していることは間違いない」とみる。

Asahi.com 2009年5月26日22時13分
(http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905260298.html 参)


今回の“突然”の核実験の裏には何があるのだろうか?

北朝鮮は、今まで、特別な記念日に、こういった“示威行為”を行って来た。しかし、今回は、解っている範囲では特別な事がある日ではなかった。

一部には『後継者問題』がらみ、と言う説もあるが………。

今回の『北の核実験』に対する各国の反応は、いつものパターンと同じ。

アメリカと日本は『北朝鮮に対する制裁措置』を訴え、中国とロシアは北を非難しつつ、結局は“擁護”に回る。


日米韓防衛相、30日に北朝鮮問題協議 声明出す見通し

【ワシントン=望月洋嗣】ゲーツ米国防長官は30日、訪問先のシンガポールで日本の浜田防衛相、韓国の李国防相との3者会談を行い、北朝鮮の核開発問題について協議する。米国防総省高官が朝日新聞など一部報道機関に明らかにした。会談後、3カ国共同で声明を出す見通しだ。

ゲーツ長官は、シンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」に出席するため29日に現地入り。オバマ政権の南西アジアへの関与や安全保障政策について説明する。「北朝鮮問題をめぐる協議も盛んに行われる」(国防総省高官)としている。

Asahi.com 2009年5月28日7時53分
(http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905270348.html 参)

「安保理新決議に追加制裁必要」 首相が見解

麻生首相は27日夕、北朝鮮の核実験を受けて国連安全保障理事会が採択を目指す新しい決議について、記者団に対し「一致団結して北朝鮮の核に対する非難の決議を迅速に出す。それには追加制裁も含まれる」と述べ、新たな制裁措置が含まれるべきだとの考えを明らかにした。

首相は同日夜、薮中三十二事務次官ら外務省幹部らと会い、日本が示す決議案の概要を了承した。詳細は明らかになっていないが、追加制裁を含めた内容になっていると見られる。

外務省の児玉和夫外務報道官も同日の記者会見で「(06年の核実験の際に採択された)安保理決議1718や(4月のミサイル発射後の)議長声明で合意された内容を繰り返すだけではなく、追加的なメッセージが必要になる」と述べ、核実験への非難や安保理決議違反の認定だけでは不十分との考えを示した。

Asahi.com 2009年5月28日3時46分
(http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905280007.html 参)

対北朝鮮、貨物検査強化を提示へ 日米が国連決議草案

【ニューヨーク=松下佳世】北朝鮮の核実験を巡り、国連安全保障理事会の新たな制裁決議案を検討している日米両国は、貨物検査の徹底強化や武器禁輸、海外との銀行取引の制限などを盛り込んだ草案の最終調整に入った。27日午後(日本時間28日午前)にも、ほかの4常任理事国と韓国に提示する見通しだ。複数の外交筋が明らかにした。

日米は早期に7カ国による大使級会合を開いて合意したい考え。週内採択に向け、調整は大詰めを迎えている。

外交筋によると、日米が提示する草案は、前回の核実験(06年)の際に採択された制裁決議の内容を強化・拡充する内容。目玉となるような追加制裁はない。

草案では、前回自発的な目標にとどまった貨物検査の実施について、徹底を強化する文言に改める。日米は全面的な「義務化」を目指しているが、検査対象には陸海空すべての手段を通じて北朝鮮に出入りする貨物が含まれており、国境を接している中国が難色を示している。このため、中国とも協議の上、最終的な文言を詰める方針だ。

このほか、▽前回は大型武器にとどまった武器禁輸の対象を通常兵器にも拡大する▽特定の個人・団体による海外との銀行取引を制限するなどの金融制裁――が含まれる見通し。加盟国には新決議採択から30日以内に報告義務を課すことによって、履行の徹底を図る方針だ。

Asahi.com 2009年5月28日3時2分
(http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905270366.html 参)


一方、非難はすれども、最終的な“制裁”になると、


北朝鮮制裁、ロシア外相「抑制的に」

【モスクワ=副島英樹】ロシアのラブロフ外相は27日の記者会見で、北朝鮮に対する国連安保理の新決議について、「制裁のための制裁に陥ってはならない」と述べ、北朝鮮への刺激を避けるために抑制的な対応を求めた。核実験に対しては断固とした姿勢を示す必要があるとしつつも、北朝鮮の6者協議復帰につながるような決議にすべきだとしている。追加制裁には慎重な姿勢と見られる。

Asahi.com 2009年5月28日3時49分
(http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905280009.html 参)

【北核実験】追加制裁に慎重対応を示唆 中国外務省局長

 中国外務省の馬朝旭報道局長は26日の定例記者会見で、国連安全保障理事会で検討中の北朝鮮に対する追加制裁に関し、「朝鮮半島の非核化推進が中国政府の一貫した立場」と述べるにとどめ、慎重に対応を検討していることを示唆した。

北朝鮮側から核実験実施の事前通報があったかどうかについては「関係各国と連絡を取り続けていた」と語った。通報があったことを間接的に認めたとみられる。

馬局長は北朝鮮の核実験については「断固反対する」と非難した25日の外務省声明をあらためて強調。中国としては、引き続き6カ国協議の再開を関係国に働き掛けていく方針とみられる。(共同)

産経ニュース電子版 2009.5.26 17:16
(http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090526/kor0905261717022-n1.htm 参)


各国の、一連の“反応”はいつものパターン。

実は、アメリカと中国は“手をつないで”おり、アメリカは日本を抑え、中国は北朝鮮を抑えるという“約束”が出来ている。アメリカはブッシュ政権の時にその『世界戦略』を大きく変更した。オバマ大統領はどうするのだろうか?

本当にアメリカが一番恐れているのは、“北朝鮮の核”ではない。北朝鮮の“核武装”に対抗して日本が核武装することだ。

わたしは、北朝鮮を擁護する気など全く無いが、素朴な疑問として、

『何故、国連常任理事国だけが“核”を持つ正当性があるのか?』

と思う。現在核兵器を保有している国は、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国。そして、公認(誰の公認なのでしょうか?)では無いが保有しているのが確認されているのが、インド(はアメリカが暗黙の了承を与えたと言われる)、パキスタン(インドとは逆に、アメリカはその保持を認めていない)そして北朝鮮。さらに核保有の保有が濃厚である国が、イスラエル、イラン、シリア。さらにはイランも保有している可能性がある。

国連の常任理事国は、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国。国連常任理事国だけが『核保有の正当性』を持っている。

国連は第二次世界大戦の戦勝国である“連合国”(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)そのもの、或いは、その変異したものである。

国際連合を英訳すれば、United Nations。これはそのまま“連合国”のことであることは良く知られている。

“第二次世界大戦の戦勝国”だけが、立派なモラルを持っているとも思えない。

『人間は間違いを犯す存在』と認めているのは、むしろキリスト教圏ではなかったか。

もちろん、仏教も『人間の無明』を明らかにしている。

特に、第二次世界大戦後は、米ソの冷戦構造があって、“核戦争直前”の危機的状況もあった(例えば『キューバ危機』)。

国際社会において、現状では、『国家主権』は他国から侵されざるべき“権利”となっているはずだ。国際紛争を争える法廷は『国際法廷』(オランダ ハーグの『国際司法裁判所』)で、現に存在するが、現状の『国際法』では、国家の独立と主権は侵すことが出来ないはずである。

そしてもう一つの“解決方法”が『戦争』という手段。

その前に『国際連合』の安全保障理事会に提訴することができる。しかし、実質、安保理は機能しているとは言い難い(しかし、“国連安保理”の決議で、制裁措置がとられる事が決定されたとして、本当にその『決議』に誤謬はないのだろうか?)。

元々、ポリシーの異なる国々が“常任理事国”になっており、しかも、

「一国でも“拒否権”を発動すれば、否決」

になってしまう。このようなシステムが“まっとう”に機能するとは考えがたい。

しかし、繰り返しになるが、“常任理事国”だけが『核保有の正当性』を持っていると言う現状は理解しがたい。

彼らは“神”で、無謬だとでも言うのだろうか?
スポンサーサイト

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

オリバー・ストーンの見た“ブッシュJr”と世界新秩序、そして日本

アメリカは崩壊に向かっている!?

研究者・権威筋は、『アメリカの覇権の終焉』を示唆し、

「今後、世界は多極化し、大きく分ければ、アメリカのドル圏、ヨーロッパのユーロ圏そして、中国の元圏に分かれる」

と言う。そして、我が日本はアメリカ圏を離れて、中国の元圏に属するだろうと言う。

『日米安保条約』、”最強の同盟国“は何だったのだろうか?

元々が『幻想』に近かったのだろうか?

確かに、アメリカは“自国の国益”のために、『日本の封じ込め』を必要とした。それゆえに続いてきた『日米安保条約』であったし、それはアメリカとしては“正鵠を得た判断”だったのだろう。

しかし、アメリカの脅威であった“日本の軍事力”は抑えてくることに成功したが、日本は、アメリカが脅威に感じる程、その経済力を拡大した。

『安保ただ乗り論』が、アメリカから強く主張され、アメリカは日本に対して“押し付け”的な財政負担を強いてきた。さらに、“日米貿易摩擦”“日米構造協議”を経て現在は『年次改革要望書』と言う名の「アメリカの命令書」を、日本が素直に実施する事で落ち着いている。

しかし、そもそも『安保ただ乗り論』自体が“一方的な言いがかり”としか思えない代物であると思われる。

アメリカは『自国の国益』のために“日米安保条約”を保持してきたのであって、敗戦国家である日本はそれに追随してきたに過ぎない、いや、むしろ日本は『自国の国益』を無視して“勝者アメリカ”に追随し、『思いやり予算』なる、本来不用な費用まで献じてきた。

しかも、ここに来て、アメリカの『戦略』は大きく方向転換し、アメリカは裏側で中国と通じて、『極東戦略』を放棄し、“日本切捨て”をしている。

この“日本切捨て”戦略を採用したのは、誰あろう、小泉元首相の盟友、ブッシュJr.前アメリカ大統領である。

ここでも、ブッシュは『アングロ・サクソン』得意の二枚舌外交を行った。

そして、次はオバマ大統領である。

オバマ大統領は、知る人ぞ知る、Z.ブレジンスキーの弟子。同じく、ブッシュ政権の国務長官であった黒人女性コンドリーサ・ライスも同じくブレジンスキーの弟子だった。

ブレジンスキーは、キッシンジャー博士と並ぶアメリカ政界の大物で、もちろんCFRのメンバー。つまりはロックフェラー家の“使用人”である。

政権が、共和党であろうと、民主党であろうと、ロックフェラー家の影響力の範囲内であり、ブッシュ家もロックフェラー家の格下のエスタブリッシュ・メンバー一族である。

そんな中、興味を引くニュースの見出しが目に止まった。

あのオリバー・ストーン監督が、ブッシュJr氏の内面に切り込んだ“映画”を製作・発表していたと言う。


「彼はイカロスだった」 映画「ブッシュ」のストーン監督

米国では昨秋の大統領選前に公開された映画「ブッシュ」が、日本でも公開された。時代を切り取る作品の数々で知られるオリバー・ストーン監督が「なぜブッシュはアメリカをイラク戦争に引きずり込んだのか」の答えを求め、前大統領の生い立ちに挑んだ。

■ 「強い人間」誇示、戦争に突入

 酒浸りの道楽息子は仕事もろくに長続きせず、ブッシュ家の鼻つまみ者。だが政治家という「家業」を継ぐ決心をして階段を上るうち、「大統領になれ」と神の啓示を受けた、と思いこむ。チェイニー副大統領ら主戦論者の主張に乗っかってイラク戦争に突き進む場面でブッシュ氏が見せる「軽さ」はあまりにこっけいだが、戦争が残した傷跡を考えるととても笑えない。

ストーン氏はこれまでに「ニクソン」「JFK」と、米大統領を題材にした映画を2本撮っており、「もう大統領の映画を作るつもりはなかった」のだという。「だが経済危機が起きる前、大統領選のテーマは安全保障一色だった。米国がイランを攻撃する話も浮上していた。だから急いで作ったんだ。『同じことをまた繰り返すのか?』と問いかけるために」

といっても、これは政権批判の映画ではないし反戦映画でもない。

ブッシュ氏については生い立ちや戦争への経緯も含め、我々は多くの報道や著作で情報を手にしている。作品の大筋は大方の観客にとっては「聞いたことがある話」だろう。だがストーン監督の関心は「政権の内幕の暴露」ではなく、「この男の性格がどう形作られ、それがどう戦争につながっていったのか」にあった。

「人生最初の40年、何をやっても失敗する、と両親らから批判されたら、人間は萎縮(いしゅく)するか、強情になるかどちらかだ」とストーン氏は言う。ブッシュ氏は後者だった、というのが彼の読み解きだ。「彼は強い人間だ、と父であるブッシュ元大統領に示したかった。父の批判を乗り越えようとした。彼はイカロスだった」。泥沼のイラク戦争に足を突っ込んだブッシュ氏を、父からもらった翼をつけて空を飛び、太陽に近づきすぎて海に落ちたギリシャ神話の登場人物になぞらえた。

次回作はベネズエラの反米指導者チャベス大統領が題材だ。「私が指導者の映画を撮るのは、変革、革命、権力の乱用など、そこにドラマチックな何かがあるとき。官僚制度がしっかりした日本の政府には感服するけど、映画を撮ろうとは思わないね」(ロサンゼルス=堀内隆)

asahi.com 2009年5月25日
(http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200905250084.html 参)


しかし、

『酒浸りの道楽息子は仕事もろくに長続きせず、ブッシュ家の鼻つまみ者』

である、ブッシュJrは、名門イエール大学を卒業し、さらに名門ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得している。その間に兵役にも付いたが、この間のブッシュJrの行状は決して褒められたものではなかった。

『この時期に、ブッシュにはいくつかの薬物乱用と治安紊乱行為の報告があった。ブッシュはその時期に「あまりにも多く」飲んでいたことを認め、彼の人生のこの期間を「無責任な青春期」の「放浪」の期間だったと言った。1976年9月4日、ブッシュは30歳で、家族の夏の別荘付近で、飲酒運転容疑で逮捕された。彼は罪を認めて150$の罰金を科され、運転免許証を1978年までメイン州で停止された。』

という“経歴”を持っている。しかし、不思議なのは、幾ら『入りやすく卒業しにくい』アメリカの大学とは言え、このような青年が、名門中の名門、難関中の難関であるイエール大学やハーバード大学を卒業出来たと言う事実である。

もちろん、名門ハーバード大学は、実質ロックフェラーの大学。

ところで、彼、ブッシュJrは学生時代に『スカル・アンド・ボーンズ』という秘密結社に入社している。スカル・アンド・ボーンズは、

『19世紀にイェール大学でできた秘密結社で、現在でも(少数の例外を除き)WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)中心の徹底した白人至上主義エリート集団である。数ある秘密結社の中でも、米国社会に最も強い影響力を持ち、CIAやアメリカ法曹界や金融界や学界に巨大なネットワークを持っている。

もともと、イギリスのロスチャイルドの肝いりで阿片貿易に参加し、巨万の富を得たニューイングランドの有力商家が中心となって作られた結社で、メンバーには、ホイットニー、ロード、フェルプス、ワッズワース、アレン、バンディ、アダムス、スティムソン、タフト、ギルマン、パーキンス(第1グループ)、ハリマン、ロックフェラー、ペイン、ダヴィソン、ピルスベリー、ウェイヤハウザー(第2グループ)などのアメリカを実質的に支配している家族が含まれる。シフ、ワルブルグ、グッゲンハイム、メイヤーなど、ドイツ系ユダヤ人移民も近づこうとしたが、ニューイングランドのWASPとイギリスのユダヤ人社会との仲介役として受け入れられるだけで、内部のメンバーにはなれなかった。

中心の中心にいる第1グループの家族は、ほとんどが17世紀に最初にアメリカにやってきたピューリタンの末裔たちで、名門中の名門である。第2グループは、最も初期の入植者の家族ではないが、18世紀から19世紀に巨万の富を得た名家だ。

スカル・アンド・ボーンズの目的は、国家主義に基づく「新世界秩序」の創造である。

これは、スカル・アンド・ボーンズの創立者ウィリアム・ハンチントン・ラッセルが1831-32年にドイツに留学し、当時流行していたヘーゲル哲学を学んだことに由来する………』
(スカル・アンド・ボーンズ研究家クリス・ミレガンの記事
http://www.parascope.com/articles/0997/skullbones.htm 参)

『新世界秩序』。

この言葉は、アメリカの『国璽』(表は“鷲”、問題は裏側の“ピラミッド”)であり、1ドル札にも印刷されている。フリーメーソンの“目標”であるとされ、イルミナティの“目的”であると言わている。

『ダゥインチ・コード』で有名になった、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』に出てくる“イルミナティ”。現在は存在しないとされている秘密結社。『天使と悪魔』を読めば、イルミナティの世界が良く理解できる。この本を読むまで、わたしはイルミナティはアダム・ワイスハウプトが創設したものだと思っていた。しかし、これは小説の世界、どこまでが真実でどこまでが虚構なのかは解らない。時に小説は事実を暴く。

そして、ブッシュJrが大統領時代に目指したのが、“グローバル・スタンダード”と言う名の『世界新秩序』。

“New Word Order”

“NOVUS ORDO SECLORUM”

これは、『世界政府』を目指す、“支配グループ”が目指すものだと言う。

世界の“闇”は深い。

しかしそれにしても、オリバー・ストーン監督の、

「私が指導者の映画を撮るのは、変革、革命、権力の乱用など、そこにドラマチックな何かがあるとき。官僚制度がしっかりした日本の政府には感服するけど、映画を撮ろうとは思わないね」

と言う、痛烈な(?)日本評には参ってしまった。

魅力のない国、変革の無い国。

権力の乱用はあると思うけど、それも“個人レベルの矮小な欲望”の範疇でしかないのだろう。

これを『喜ぶ』べきなのか『悲しむ』べきなのかはさておいて。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

新型インフルエンザ対応についての質問状

わたくしKouryuuは、実は兵庫県神戸市在住。

神戸市と言えば、今話題の『新型インフルエンザ二次感染』が国内最初に確認され、現在、国内96人の感染者(もうすでに100人以上になっているかも)の内、兵庫県53人のうち神戸市28人。

これはもう二次感染(しかも感染ルート不明)拡大の、パンデミック前夜状態です。

しかし、この国の対応は(予想通りですが)、泥縄式。

ちょっと、気になりましたので、今日のAM2時45分に、神戸市の危機管理室に次のような質問(というか意見)をおくりました。

『今回のインフルエンザ流行(パンデミック前夜)について、数年前より危惧しており(H5N1型を前提にですが)、文献をかなりの数あたり、個人的にも所謂“パンデミック用品”を少しづつ(個人で出来る範囲は高が知れています)備蓄して来た者です。

わたくしは、現状のパンデミック前哨状況は、既に“水際”を通り越した“保菌者(感染者)”が複数のルートで“感染拡大”をしている状態であると思いますし、また、役所の諸賢者の方々も、もう充分に御理解の事と思います。

過去の事例を見れば、初動の“対策”が被害を大きくするか、小さいもので抑えれるかが決まって来ています。
感染は恐らく、大阪、神戸などの一部地域のものでは無いと思われます。

今回の被害を最小に抑えるには、神戸市の一部地域だけの『休校』措置だけでは無く、企業活動の継続のための体制づくり(病院、インフラ、食糧等)、感染予防は勿論ですが、2班3班に分けてその内1班は自宅待機にするなどの措置が既に必要になっていると思います。
勿論、公共部門ならともかく、私企業に“そういう規制”をかけるとなると、『その間の営業補償』等の問題が出てくる事は確かであり、その指導は国がすべき事項にあたるかも知れませんが、結局は『早期の措置が最小限の被害に留める』事も過去の教訓です。

神戸市はなぜ、少なくとも『市内全域の学校・保育所』等の公の教育機関を“休校措置”しないのでしょうか?
現状、高校を中心に感染が広がっています。市内の一部地域だけの“休校措置”は感染の広がりから言えば、一層の感染拡大をもたらすだけであると思われます。
神戸市はどういう判断基準で、休校の“(学)区判断”をされたのかが良く理解出来ません。

神戸高校から『神戸市最初の人~人感染者』が出たと言う事は、指定地域だけに保菌者、感染者が居ると言う事では決して無いと思います(現に、既に加古川、高砂市に感染拡大しているのが何よりの状況証拠です。そして恐らく、解って居ないだけで、既に全国的に感染拡大していると思います)。

役所が『感染拡大による市民のパニック』を危惧されているのであれば、それはむしろ、『役所(国・県・市)が新型インフルエンザ対策』、“かけ声”だけでは無く“抗インフルエンザ薬やウイルス対策用品の備蓄量”や“パンデミック時の医療体制”“危機管理体制”に不安があるからで、それらがはっきりと広報されない(出来ない?)からであると思います。

役所(国・県・市)が、市民・国民が『安心』出来るだけの“備え”をしているのであれば、市民・国民は“パニック”を起こす事は無く、行政に信頼感を持つでしょう。

文章が散漫になってしまいましたが、要点は。

『何故、神戸市は(小出しではなく)大胆な、休校措置、市民が安心出来る“パンデミックに対する備蓄などの準備量・措置の広報』が出来ないのでしょうか?
(して欲しい)と言う事です。』

一つひとつの問題を掘り起こすと、もっと深い議論になってしまいますので、ちょっと軽く、ノックさせて頂きました。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

新型インフルエンザついに!

ついに新型インフルエンザが日本へ入って来てしまいました。


男子高校生の新型インフル感染を確認、国内4人目

厚生労働省は10日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)への感染が確認された大阪府立高校の男子生徒と男性教諭の計3人と一緒にカナダに滞在し、同じ航空機で成田空港に到着した男子高校生1人について、国立感染症研究所での検査の結果、新型への感染が確認されたと発表した。

 国内の感染者は4人目。4人はいずれも快方に向かっているという。

 厚労省によると、新たに感染が確認された生徒は、すでに感染が判明した生徒らの「濃厚接触者」49人のうちの1人。空港近くのホテルに留め置かれていたが、9日午後に発熱し、感染症指定病院に搬送されていた。

 9日夜に38度の熱があったが、治療薬タミフルを服用し、10日午後2時時点で熱は36・7度に下がった。

 カナダ訪問の一行は、大阪府寝屋川市内の府立高3校の計36人だが、学校側によると、感染した4人はいずれも同じ高校だった。生徒3人はカナダ滞在中、一緒に行動することが多かったという。同省の難波吉雄・新型インフルエンザ対策推進室長は10日の記者会見で「(カナダでの)同行期間に感染し、潜伏期を経て発症したと考えるのが適当」と述べ、航空機内での感染に否定的な見解を示した。

 一方、同省によると、新たに感染が確認された男子生徒と同じ9日に体調不良を訴えて入院していた6人の女子生徒について、10日に再び詳細検査を行ったところ、新型に感染していないとの結果が出たという。

 また、同省は、同じ航空機で入国し、健康状態の監視対象となっているのは164人になったと発表した。このうち、10日夕時点で連絡が取れていない外国籍の3人を除き、体調不良などの報告は入っていないという。

 新たに感染が確認された男子生徒は、9日に感染が確認された別の生徒と、航空機内で近くに座っていたため、濃厚接触者の数は増えない見通し。

YOMIURI ONRINE 2009年5月11日00時57分
(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090510-OYT1T00206.htm)


インフルエンザの性質が悪いのは、感染発症までの潜伏期間に、もうウイルスを撒き散らす事です。国内で4人が確認されたという事は、もうかなり感染者は増えていると考えて良いと思います。

わたしは、インフルエンザ・パンデミックには数年前から危惧しておりまして、色々な文献をあたり、それなりの『備蓄』も個人で出来る範囲でやってきています。

でも、本当は、『パンデミック対策』は、国家が中心となって、公(地方公共団体)がやるべき事だと思っています。

では、なぜ、個人で(出来る範囲でなので、ほんの僅かです)やっているのかと言うと、

「国の新型インフルエンザに対する備えに不安(不足?)を感じるから」

です。本当は、例えば、“抗インフルエンザ薬”なども、『薬事法』等のしばりがありますし、個人では出来る範囲は限られています。ですから“公のこの問題に対する責任は重い”と思っています。

しかし、過去の歴史的事実(例えば『阪神淡路大震災』など)を見れば、その対応がいかに“お粗末”であるか、身に沁みて感じているからです。

ただ、H1N1型は、わたしも想定外でした。本当に恐ろしいのはH5N1型ですから。このH5N1型(鳥インフルエンザと現状は呼称されています)は、人類史上初の“強毒性インフルエンザ”です。それはもう“インフルエンザ”の概念を超えた『別の病気』と考えた方が良い様な気がします。

普通のインフルエンザ(所謂、弱毒性インフルエンザ)は、気管系細胞にくっつき、そこで増殖するのに対して、強毒性インフルエンザは全身の細胞にくっつき、その症状は劇症の全身症状です。その死亡率は30~60%程度と考えられて居ますが、実際の所は未知数です。発症後24時間以内に抗インフルエンザ薬を投与すれば、ほぼ100%助かるようですが、抗インフルエンザ薬の多用は、“抗インフルエンザ薬耐性ウイルス”を産み出す事になるでしょうね。そうなると、もう『人類はお手上げ』です。

あの弱毒性のインフルエンザ、所謂『スペイン風邪』がパンエミックを起こしたとき(あの時は、人類はインフルエンザに対する対抗手段を何も持っていませんでした)、感染者6億人、死者4000~5000万人と言われています。丁度、第一次世界大戦の時で、戦死者900万、非戦闘員死者1000万と言われていますから、戦争で亡くなった方よりも倍以上の死者を出したという事になります。しかも、この数字は、統計もはっきりと取られていないので、実は、1億人以上の方が亡くなられたと言う報告もあります。

あの時の世界人口は、現在の半分。つまりあの程度の“弱毒性”のインフルエンザでさえも、(何も出来なければ)、現在なら2億人の方が亡くなる可能性があると言う事です。

それから推測すると(あまり推測したくないですが)、もしも、人類史上初めての“強毒性インフルエンザ”が発生すれば、人類の半分以上の方が亡くなる可能性が大きいと思います。しかも、このインフルエンザはさらに性質が悪い事に、若く免疫力の強い人ほど死亡リスクは高くなります(所謂、サイトカイン・ストームで、自分の免疫が暴走して、自己を死にいたらしめてしまいます)。そうなると、日本なんかはタダでさえ『少子(超)高齢化』が問題になっていますから、労働力を失い、老人は支えてくれる若い人たちが居なくなって、この社会はクラッシュしてしまうでしょうね。

GDPは大幅に低下し“アジアの小国”になるかも知れません。ですから、

「強毒性インフルエンザから若者を守れ!」

と言う考えは、至極真っ当な考え方であり、当然そうあるべきです。

そして、それ以上に、この国の『現在の権力者』は、真剣にこの問題に最優先問題として取り組み、“抗インフルエンザ薬”の備蓄、早急に“パンデミック・ワクチン”を作る体制を整える等の措置に、公金と政治力を使うべきだと思って居ます。

それから、わたしはたまたま、ある地方公共団体の抗インフルエンザ薬の備蓄量を知ったのですが、もう驚いてしまいました。その地方公共団体は数年前から『新型インフルエンザ対策先進都市』をうたい文句にしていましたから、かなり“備蓄”されているのだろうと信じて居ましたが、なんと、全体で、人口の0.005%分しか無いと言うのです。

これでは、医療関係者やインフラ従事者の分さえも足りません。非常に“お寒い”状況です。

しかし、貴方の住まれている市町村が、この団体とそれ程差が無い状況であるかも知れませんよ。

今回は、幸いにして(?)、H5N1型ではなかったので、少しは安心出来ますが、ただ、弱毒性と言えども、過去の例を見れば、絶対に油断は出来ない事は明らかだと思います。

わたしは、インフルエンザ・パンデミックに関しては、頻繁に以下のサイトを参考にさせて頂いています。この文を読まれた方も、参考にされてはいかがでしょうか?

【参考サイト】
鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集
国立感染症研究所 感染症情報センター

それと、YouTubeさんで『最強ウイルス 感染爆発 パンデミック』と言う、シュミレーション映画があります(昔、私が観た時は結構あったんですが、今はhiko045さんのが02番から残っているだけみたいです)ので、良ければ視られる事をお勧めします(何時、消されるか解りませんが………)。

植草氏と高橋氏の『藪の中』

まずは報道記事から。

小泉ブレーン・高橋洋一東洋大教授を窃盗容疑で書類送検

警視庁練馬署は30日、天然温泉施設の脱衣所ロッカーから、他人の財布や腕時計を置き引きしたとして、元財務官僚で、東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)を窃盗容疑で書類送検した。

 同署幹部によると、高橋容疑者は24日午後8時ごろ、東京都練馬区の「豊島園庭の湯」の脱衣所で、区内に住む60歳代の男性会社員が使っていたロッカーから、現金数万円が入った財布や、数十万円相当の腕時計を盗んだ疑い。ロッカーは無施錠だったという。

 男性の届け出を受け、同署で調べたところ、防犯カメラに高橋容疑者に似た男が写っており、浴場から出てきた高橋容疑者が同署員に盗んだことを認めたという。調べに対し、高橋容疑者は「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んでしまった」と供述しているという。

 高橋容疑者は小泉政権時代に経済財政諮問会議のブレーンとして郵政民営化などを推進。「さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白」などの著書がある。東洋大広報課は「何もわからず、コメントできない」としている。

(2009年3月30日16時55分 読売新聞)
(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090330-OYT1T00754.htm 参)

このニュースには、正直、驚いてしまいました。高橋氏は日本に(世界では常識の)『マンデル・フレミングの法則』を紹介し、官僚の“生態”を暴いた『経済学の徒』として注目していた方だったので、正直、ショックでした。高橋氏直前まで『日本の改革』に取り組み続けている人。世界的不況への処方箋を書ける人と思っていましたし、現に、そういう活動を続けられていたようです。


渡辺氏グループ、堺屋太一氏ら参加し17人に 都内で初会合

渡辺喜美元行政改革担当相、江田憲司衆院議員らの政策グループが11日、都内で初会合を開いた。両氏のほか、堺屋太一元経済企画庁長官や高橋洋一東洋大教授、1月に現職最年少として当選した山中光茂・三重県松阪市長ら15人が参加。「脱官僚」や「地域主権」などを全国で訴えていく考えで一致した。

NIKKEI NET 電子版 (11日 20:02)

(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090212AT3S1101011022009.html 参)

政府紙幣議連が初会合、高橋氏「25兆円発行を」

自民党の政府紙幣・無利子国債(相続税減免措置付き)発行を検討する議員連盟(田村耕太郎会長)は10日、党本部で初会合を開き、政府紙幣発行を提唱する高橋洋一東洋大教授から話を聞いた。高橋教授は「スーパーデフレを止めるためにはインフレをつくる必要がある」と述べ、25兆円分の政府紙幣を発行すべきだと主張した。

NIKKEI NET 電子版 (00:33)
(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090211AT3S1001L10022009.html 参)


この『経済理論』は、通常時に行うものでは有りませんが、市場にパワード・マネーが不足している“大不況時”には、緊急的に行うべき経済政策だと思います。ただ、その“納め所”(借りた金は返さなければならない。しかも“金利”を考えると安易に行って良い政策ではない事は明らかです)。しかし、この異常な不況から脱出するためには、止むを得ない措置であり、国際社会が共同して行うべき経済対策だと思います。


自民の「政府紙幣」構想、日銀総裁が通貨の信認低下懸念

景気対策の一環として政府が紙幣を発行する構想が自民党内で浮上していることに対し、3日の閣議後の記者会見で閣僚から慎重な声が相次いだほか、日銀の白川方明総裁も強い懸念を示した。総裁は株式買い取りを決めた後の記者会見で「通貨に対する信認が害される恐れがある」と強調。そのうえで政府の債務返済能力への疑念から「長期金利の上昇を招く」と述べ、副作用の可能性を指摘した。

 記者会見で白川総裁は市中で流通した後、日銀に戻ってきた政府紙幣を政府が回収する場合と、そのまま日銀が引き受ける場合の2通りを想定して、それぞれの問題点を細かく指摘した。

 政府が発行している硬貨の場合は、日銀に還流してきた硬貨の一部を政府が日銀から回収している。この際、政府が日銀に回収分と同額の財源を渡しているが、政府紙幣も同じ仕組みになると、「(発行額に見合った)資金調達が必要になるという意味で国債の発行と実体的に変わらない」(白川総裁)という。

NIKKEI NET 電子版 (03日 22:33)
(http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090204AT2C0301J03022009.html 参)


白川総裁の発言には“一定の理解”は出来ます。しかし、日銀は、今まで不況対策に関しては、誤った判断が多く、『失われた10年』を創り上げた責任も少なくは無いと思います。白川総裁の発言は、わたしには『貨幣を創る権利は日銀にある』という、権益保身の言葉のようにも聞こえてしまいます。それなら、白川総裁は、どうやってこの“大不況”を乗り越えるというのでしょうか? その代替案があり、それが有効であり、国民のリスクも少ないのであれば、是非とも、その『白川案』を実施して欲しいです。公的資金の全ての“信用担保”は公金。つまり『国民の現在と将来の税金』です。
今、それを言うのであれば、ここまで日本の債務を膨れ上がらせるまでに言うべき事ではないでしょうか?
(日銀と財務省は旧大蔵省時代から“犬猿の仲”のようですが、今は、そんなメンツに拘っているような状況では無い事は明らかだと思います)

そしてさらに関連記事を二つ。


政府紙幣発行案に慎重 財務次官

財務省の杉本和行次官は2日の記者会見で、自民党の一部からデフレ対策として「政府紙幣」を発行する案が浮上していることについて「財政規律との関係から慎重な検討が必要。発行には法改正もいる」と否定的な見解を示した。杉本次官によると、政府紙幣を日銀が引き受けることになれば財政法に抵触する可能性があるほか、貨幣法の改正も必要となる。

NIKKEI NET 電子版(02日 22:01)
(http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090202AT3S0201T02022009.html 参)

「政府紙幣」自民に両論 菅氏「議論を」、首相は慎重

景気対策の一環として政府が紙幣を発行する案を巡り、自民党内で賛成、反対両方の立場から意見が相次いだ。細田博之幹事長は2日の役員会後の記者会見で「そんなことができるなら毎年30兆円ずつ発行し、(国・地方の)800兆円の借金を全額返したらどうか。空理空論で意味がないのは皆さんご存じの通りだ」と否定的な見解を示した。別の同党幹部も「真剣に考える話ではない」と指摘した。

 一方、1日のテレビ番組で発行に前向きな考えを表明した菅義偉選挙対策副委員長は2日、党本部で記者団に「これだけの危機の中、政治主導でいろんなことがあってもいい。党内で議論していく」と述べた。麻生太郎首相は2日、記者団に「今のところとてもその段階ではない」と慎重な考えを示した。

NIKKEI NET電子版 (02日 21:01)
(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090203AT3S0201F02022009.html 参)


細田幹事長のお言葉ですが、「毎年30兆円ずつ………」と言う表現は、適切な比喩ではないと思います。仰られている事は正論ではありますが、それは論理を飛躍させすぎていると思います。貨幣の発行権は“日本が先生と仰ぐアメリカ”では、議会にその権限があります。ただ、実態は(驚くべき事ですが)、アメリカのエスタブリッシュメント金融勢力である“数社の民間銀行”がその『権利』を行使し、莫大な利益を得ています。
それはさておいて、今回の『世界同時不況(恐慌)』に対しては、それでもアメリカはバーナンキFRB議長が大胆なパワード・マネーの供給を中心とした金融政策を実施し、
「アメリカは年末までにプラス成長に転じる」
と言う自信に満ちた議会証言をされています。
次が報道されたバーナンキ議長のアメリカ議会証言の要約です。
(ちなみにバーナンキ議長はノーベル経済学賞学者のスティグリッツ教授と同僚で、専門は『恐慌論』でした)


米バーナンキFRB議長の議会証言での発言要旨

[ワシントン 5日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米両院合同経済委員会で行った証言と質疑応答での発言要旨は以下のとおり。

<金融システムの状況>
 今日のわれわれの状況は9─10月から格段に改善していると思う。不良資産救済プログラム(TARP)に批判が多いことは承知しているが、資本の利用が可能となったことは、世界的な銀行システムの真の崩壊を避ける助けとなったと確信している。(銀行システムの崩壊は)米経済にひどい悪影響を及ぼしていた可能性がある。
 われわれは大きく進歩した。金融市場は依然ぜい弱で、何事も当たり前のことととらえたくはないが、昨秋からずいぶん前進したと思う。

<物価安定とFRBの独立性> 
 われわれは物価安定に非常にコミットしている。最近われわれは、中期的な物価安定への取り組みに関する見通しを発表し、われわれが考える中期的なインフレのあり方についての情報を提供した。この非常に困難な金融・経済状況からの回復に向けた景気刺激の後で、(米経済は)持続可能な成長と物価安定を伴って浮上する状況に達することができると強く確信している。われわれはその計画や出口戦略の考察に非常に多くの時間を費やしている。
 また、FRBはその独立性を犠牲にしたとの見方には大いに反論したい。FRBの独立性の不可欠な要素は金融政策であり、それは他の政府機関から完全に独立している。われわれは金融政策のいかなる側面について助言や意見を求めたことはない。これは完全な独立を保っており、今後も独立を維持する。

<米国債への信頼感> 
 米国債利回りが信頼感を示していると考える。比較的低水準の10年債や30年債利回りは、こうした証券への投資家がまず何よりも流動性や安全性を歓迎していることを示している。次に、米国が長期的には低インフレと財政の安定を達成すると投資家が確信していることを示唆している。とは言え、われわれ政策当局者全員、とりわけ財政政策の責任を負う議会にとっては、赤字削減やこうした問題への対処に必要な安定化を確実に達成することが求められている。つまり、われわれがこうした問題に対処することへの信頼感が市場には存在し、われわれはこの信頼感に応える必要がある。

<資本調達>
 資本調達を必要とする銀行が存在する限り、その多くが民間での株式発行や既存債務の転換および交換を通じ資本基盤を増強することが可能となることを望んでいる。
 多くの銀行が一段の公的資金を受けることなく、(株式の)新規発行や転換・交換、資産売却、その他の資本調達手段を通じ、資本基準を満たすことができるようになると考える。

 <米経済見通し>
 昨秋と今年初めにみられた非常に大幅な落ち込みが近いうちに著しく緩和し、年末までにプラス成長に転じると予想している。

Asahi.com 2009年5月6日4時35分
(http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200905060007.html)


わたしは日本でも、こういうしっかりした経済理論(が全てとは思って居ませんが)に裏打ちされた、金融政策が何故実行されない(出来ない?)のか、と思ってしまうのです。


ところで、話が飛んでしまいましたので、元に戻って高橋氏と植草氏の話をしたいと思います。

こういう“パターン”の逮捕って何処かで聞いたなぁ、と思っていたら、一時、ニュース解説に良く出ていた、元早稲田大学教授で経済評論家、経済学者の植草一秀氏の事を思い出しました。植草氏の場合は1998年の『痴漢行為による神奈川県迷惑防止条例違反』が初犯で、2006年に『同容疑による東京都迷惑防止条例違反』を起こし、

「常習性があり悪質である」

という事で、有罪判決を受け、“社会的に抹殺”された状況に追いやられています。植草氏が本当に『やった』のか『やらなかった』のかは“藪の中”です。氏の供述も一貫性が無いので、本当の所は『“当事者”のみぞ知る』という所です。本当に“やっていない”のであれば、初めの時から“罪状認否”を貫くべきだったと思います。ただ、確かに、それが出来たのか否かは判りませんが。

それにしても不思議なのは、彼らのように頭脳が明晰であり、顔も知られた人間が、そのような『犯罪行為』を犯してしまうものなのかは少し引っかります。

ただ、どんなに社会的地位がある人間でも、そんな事を平気でする人は多く存在する事も確かですし(わたしも実際、結構知って居ます)。『パワハラ』の『セクハラ』なんて良くある話ではあります。

しかし、片や植草氏は、『りそな銀行インサイダー取引疑惑について政府高官の関与について調べていた』し、高橋洋一氏は『霞ヶ関に反旗を翻した財務官僚』でした。(ちなみに植草氏も元大蔵官僚で、今で言えば財務官僚)。

ただ、植草氏は小泉首相を批判し、高橋氏は小泉政権のブレーンと呼ばれ、実際、竹中平蔵氏や小泉元首相のブレーンであった事は事実です。

しかし、今回の“件”に関して、植草氏に言わせれば、

『竹中平蔵氏に対する理論的指導者であったと見られる元財務省職員の高橋洋一氏が窃盗容疑で書類送検されたとの報道があった。
事件の真偽を直接確かめたわけではないので、事件そのものの詳細な内容と事実関係は分からない。報道は、「いい時計だったのでどんな人が持っているのか興味があり盗んだ。大変申し訳ないことをした」と供述していると伝えている。供述の意味が極めて分かりにくいが、報道は高橋氏が犯行を認める供述をしていると伝えている。
警察は高橋氏を逮捕していない。逮捕するかしないかについて、警察には「裁量権」がある。逮捕の有無は「天国と地獄を分ける」と言っても過言ではない。』

『高橋洋一氏窃盗事件に関する報道は、私が冤罪事件に巻き込まれた際の報道と比較して、圧倒的に小さくはないか。
逆に高橋氏の事件にかこつけて私に対する誹謗中傷を記載するブログ記事が目立っているのではないか。
小沢代表の公設秘書である大久保隆規氏は、政治資金報告書に政治献金をすべて記載し、政治団体から受け入れた政治献金であるから寄付行為者の政治団体名を政治資金報告書に記載したのに、その政治団体が実は実体がなく西松建設からの政治献金であると報告しないのは「虚偽記載」だと言いがかりをつけられ、突然逮捕され、いまも勾留されたままだ。
総額数十万円の窃盗罪は逮捕せず、「言いがかり」としか言いようのない政治資金規正法違反では逮捕、長期勾留ではバランスを欠いているのではないか。
警察・検察行政は「法の支配」ではなく、「裁量」に基づいている。その「裁量」が政治権力によって著しく歪められているとしたら、私たちはそれを容認するべきか。』

と、自らの心境を御自分のブログ(植草一秀の『知られざる真実』)で吐露されています。

わたしは自らケインジアンを名乗る植草氏よりは、高橋氏の経済理論に共感は覚えますが、残念な事は、小泉政権は『徹底した改革(所謂“三位一体の改革”)』を行わなかった。いや、多分“行えなかった”という事です。理論的に徹底しない改革は、『役人やこの国の支配階級の人たちの良いとこ取り』の改革(と言うか無法)になってしまいます。さらには“ウォール街”の餌食になってしまうでしょう。それはもう“改革”と呼べるようなモノでは無いと思います。

そして、高橋洋一氏に関しては、


高橋洋一元教授:起訴猶予処分に 東京地検

東京地検は、窃盗容疑で書類送検された財務官僚出身の高橋洋一・元東洋大経済学部教授(53)を起訴猶予処分とした。処分は24日付。盗品を被害者に返していることや、20日付で同大学教授を懲戒免職となったことなどを考慮した。

 高橋元教授は3月24日、東京都練馬区の温泉施設で、脱衣所のロッカーから現金5万円入りの財布や高級腕時計(数十万円相当)を盗んだとして、警視庁練馬署に書類送検されていた。

毎日jp 2009年4月27日 20時44分
(http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090428k0000m040064000c.html)


と言う事で、植草氏が聞けば(もちろん、もうご存知だろうと思う)

「ほら、やっぱりね」

と言う所でしょうね。

「わたしは、“迷惑条例違反”で逮捕、有罪判決。高橋氏は“刑事事件”で起訴猶予!?」

って所でしょうね(ちなみにこの間、“公然猥褻容疑”で捕まったSMAPの草なぎ剛さんも“起訴猶予”になったようですね)。

もちろん、本当に植草氏が、度重ねてそういう行為を実際にしていたなら、有罪は仕方ないでしょうね。

でも、これがもしも『作られた罪』(国家権力による冤罪)だとしたら、わたしたちはどこかの“独裁国家”の事を問えるような国ではない、と言う事になりますね。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

この国に感じる閉塞感・違和感

子供の頃、この国に対して“違和感”や“閉塞感”は殆ど感じなかった。

それは、わたしがまだ「何も知らなかった」からでもあるかも知れないけれども、少なくとも、あの頃の大人の人は(メチャクチャな人も居ただろうけど)もっと優しかったし、『世間』と言うモラルが働いていたように思う。

あの頃、丁度、この国は“奇跡的な経済発展”をし始めていた。

『高度経済発展』時代だった。

でも、人々の暮らしは今よりも随分と質素なものだった。

なぜ“こんな国”になってしまったのか?

戦前の“封建体制”から一気に“資本主義”“民主主義”になったから?

しかし、あの頃から、どんどんこの国は、随分と『歪んだ国造り』に精を出してきてしまったような気がする。

あの頃は貧しくても、未来は開けている気がしていた。

そこには『希望』があった。

あの頃に比べると、人々は物質的には豊かになっただろう。

でも、心は遥かに貧しくなってしまったような気がする。

昔も『無理を通せば道理が引っ込む』は多くあったと思う。

ただ、違うのは、昔なら『無理を通した』人は、そういうモラルの無い人と看做されて、皆が敬遠した。

今は、『無理を通した』人が、“権力”を握り、その周りを“甘い汁”のお裾分けをしてもらおうとする人が“YESマン”になって取り囲んで、『権力構造』を作り上げてしまっている。

確かに、昔から『世渡り上手』『世渡り下手』と言う言葉があったから、そういうのは“人間の性”としてあるのだろう。

でも、近年は本当に“酷い”と思う。

誰もが、本当に、『自分のことだけ』しか顧みなくなった。

確かに“人間”はそういう生き物。

それは否定出来ない。そう言うわたしも、そういう生き物。

でも、どこかに“歯止め”がある。自分の心の中のどこかに。

『お天道さんは、ちゃんと観ている』

と言う歯止め。

でも、今は違う気がする。

「誰にも解らなければ、違法だろうがモラルに反していようが、上手い事やった者勝ち」

“制度悪用”あたりまえ。やった者勝ち!

だから、『真面目な人ほど損をする』社会。

「真面目にやっていれば、誰かがちゃんと見ている」

なんて真っ赤なウソ。それは“利用する側”の方便。

確かに、昔も『権謀術数』の時代があったし、戦中、戦後のドサクサに、無法状態の中で戦時物資を横流ししたり、私物にしてしまった人たちが居た。

そんな彼らは、戦後『パクった国の財産』で“財閥”を築き、“特権”を得たりした。

そんな“流れ”も未だに生き残り続いて居る。

そして、それらも“今”の種子になっているのだろう。

ただ、『一般市民』はもっと“真っ当”だった気がする。

ただ『無知で馬鹿だったから』と言われるかも知れない。でも、『小賢しくて悪い』よりはましだと思う。

わたしは、本当に、国民、市民の一人ひとりに問いたい。

「あなたは、今のこの国が、この社会がマトモだと思いますか? そして、あなたは現状に満
足していますか?」


もちろん、人間の“満足”にはキリがない。だから、ここで言う“満足”は、人間としての普通、一般或いは最低限度での話。

「あなたは、この社会が“オカシイ”と感じた事はありませんか?」

“オカシイ”と感じているのなら、あなたには、あなた方には、それを『修正』する手段を与えられているのですよ。

それは、一人ひとりは小さな“力”にしか過ぎないけれども、それが多く集まる事で、この国の、この社会の“オカシイ”部分は『修正』していく事が出来るのですよ。

その手段は『選挙権』

みんな、あまり関心が無いかも知れないけれども、これは本当に大切な『権利』

「今の政治家、誰がなったって同じ」

そんな声が聞こえて来そう。

でも、それなら、自分たちの中から、自分たちと『志』を同じくする人物を立候補させて選びだせば良い。

そういうトレンドが生まれれば、既存の“政治家”さんや“官僚”や“利益団体”もおちおち出来ないはず。彼らも、少しは“意識”を変えざるを得ないだろう。

勘違いされては困るのは、わたしは、この国で『革命』のような過激な行為を行いたい訳では全く無い。ただ、もう少し、「真面目に生きている人が生き易い社会」を目指して欲しいだけ。歪んだ部分をもう少し“矯正”して欲しいだけ。

『水清くして魚棲まず』

それも良く解る。

でも、今は汚れすぎ。

色んな“汚染物質”が入り込み過ぎて、魚たちはプカプカと浮き始めて居るような気がする。

自殺者だけで年間3万人………まともな数字とは思えない。

もちろん“自殺原因”は一人ひとり調べてみなければ解らないけれども。

この文章は、とてもアバウトに書いていると自分でも思う。

ただ、本当に“きっちり”書こうとすると、その時代時代について、深く研究しなければならないし、その時代時代の“検証”をしていかなければならない。

それは、こんな短い文章ではとてもではないけど出来ない相談。

でも、例えこの短い文章でも『ポイント』は押さえた積もり。

だから、最後に、もう一度、繰り返しになるけれど、

「あなたは、今のこの国が、この社会がマトモだと思いますか? そして、あなたは現状に満足していますか?」

そう真摯に問いたい。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

新型インフルエンザ

連日『新型インフルエンザ』の話題で持ちきりだ。

不幸中の幸いで、専門家たちが注目していた高病原性のH5N1型(鳥インフルエンザ)では無く、メキシコの養豚場を棲家にしていたH1N1型の『豚インフルエンザ』だった。

しかし、幾ら弱毒性とは言え、“誰も免疫を持っていないインフルエンザ・ウイルス”である。“パンデミック”になるのは時間の問題だろう。

しかし、それにしてもWHOの警戒フェーズの引き上げフェーズ3からフェーズ4への引き上げはお粗末な気がした。

慎重になるのは確かに世界中の人々の恐怖心を煽り“パニック”になるのを恐れてと言うのは理解出来る。けれども、あの時、思わず、

「見込みが甘い!」

と声に出して言ってしまった。本当に幸いにして『普段のインフルエンザよりも毒性が弱い』ウイルスでラッキーだった。これがH5N1型だったらと思うと、ゾッとしてしまう。

しかし、それにも増してお粗末なのはメキシコの医療体制。

実は、『豚インフルエンザ』は数年前から現地では視られていたようだ。

専門家なら当然の事として知っていることだけど、新型インフルエンザが“パンデミック”を起こすのは、鳥のインフルエンザが豚にうつり、豚のインフルエンザが人にうつり、そして人から人への感染となるのは基本的な知識。

だから、メキシコは豚が宿主になっている実態が判った時点で、既に“対処”すべきだったし“警戒”するべきだった。

そんな事よりも、“豚インフルエンザ”と言う呼称が『養豚業』に与えるダメージが有るという事で、“豚インフルエンザ”は“インフルエンザA”と言う正式呼称になったようだ。

しかし、先ほども書いたように、“パンデミック”を引き起こしてきた新型インフルエンザは、鳥→豚→人と言う過程を経て、人型のインフルエンザになる。だから全てのインフルエンザは“鳥インフルエンザ”だったし“豚インフルエンザ”だった。

しかし、お粗末な対応はWHOやメキシコばかりでは無い。第3世界の国々は、その貧困から満足な医療体制も取れないし、一般市民は医者にかかるお金も無いだろう。まして、彼らにとっては『抗インフルエンザ薬』のタミフルやリレンザは高値の花でしかないだろう。

でも、本当にお粗末なのは経済大国であるはずの日本の対応だ。

国をトップとする行政は、言葉では「素晴らしい対策」を掲げている。でも、実態は“寒い”としか思えない。この国のトップは『国家の優先順位』が判っているのだろうか?

これが、財政力の無い市町村となると、さらに“寒い”状況である。こちらも数年前から『新型インフルエンザ対策』を行政目標に掲げながら、実際の中身は“空っぽ”のものが多い。

今、泥縄式に、行政はマスクやゴーグルや防護服、ゴム手袋、消毒用薬品を買い集めて居る。そして、専門家を入れずに連日『対策会議』なるものを行っている。少しマトモな行政機関なら、専門家を入れて対策会議をしているようだ。

しかし、声高に『新型インフルエンザ対策』を叫んできた自治体でさえ、医療関係者、インフラ従事者への抗インフルエンザ薬さえ全く不足している。しかも、医療の専門家でも無い素人の行政官が、「ああでもない、こうでもない」と非常時の対応マニュアルを作成している。そして、その実施マニュアルになると、末端の職員に丸投げのところも多いだろう。それが実態。

不要な箱物には、天文学的なお金をつぎ込んでも、本当に“市民の生命”に関わってくる所には、あまりお金をかけない。多分、殆どの市民には抗インフルエンザ薬は渡らない。

日本は、タミフルの最大の消費国。でも、パンデミックに関して言えば、アメリカの方が『全国民分の抗インフルエンザ薬の備蓄』『最短での新型インフルエンザ・ワクチンの生産と接種』などの対応が取られている。スイスなどは『事前にプレ・パンデミック・ワクチンの国民全員への接種』まで行って居る。

ここにきて、アメリカも、さらにはメキシコでさえ、

「新型インフルエンザは終息に向かっている」

発言があり、学校も休校を解いて再開するようだ。

でも、本当は未だに“新型インフルエンザ”は広がり続けているし、それに、過去の新型インフルエンザの流行パターンから見ると、第2波が来る可能性が極めて高い。

やっぱり、メキシコはラテンの楽観的な国民性なのかな………と思ってしまう。

日本は、まだこれから。

これがH5N1型の予行演習になってくれれば良いと思うけど、H5N1型はもう“インフルエンザ”なんて呼べるような代物ではないし、それに、過去のこの国の“災害からの学習能力”を考えると、また“寒い”気がするのは、わたしだけだろうか?

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

忌野清志郎さんの死に思う

この2日、RCサクセションのロック歌手忌野清志郎さんが亡くなった。

奇抜なルックスとステージパフォーマンスで有名だった。

坂本龍一氏との共同作品『い・け・な・いルージュマジック』が有名だけど、いっぱい良い歌を残してくれた。

「僕の好きな先生」「雨あがりの夜空に」「トランジスタラジオ」「スローバラード」「ベイビー!逃げるんだ。」「パパの歌」「デイドリーム・ビリーバー」………。

それに、アンチ・テーゼ的な曲、「カプリオーレ」「FM東京」「覚醒剤音頭」「原発賛成音頭」「宗教ロック」「あこがれの北朝鮮」。

社会問題を衝く作品、「言論の自由」「ラブ・ミー・テンダー」「サマータイム・ブルース」「軽薄なジャーナリスト」「LONG TIME AGO」「障害者と健常者」「トカレフ(精神異常者)」「目覚まし時計は歌う(選挙ソング)」「警察に行ったのに」「ママもうやめて」。

レパートリーは400~500曲に及ぶと言う。

単に奇抜で、変わった曲を書く、そんなミュージシャンではなかった。

同じ病気で闘病していた故筑紫哲也氏との会談番組が数度持たれた。多分筑紫氏の持っておられた『NEWS23』の特別企画だったと思う。

筑紫哲也氏と言えば、2008年に病床から『NEWS23』のスタッフに送った手紙にこう記されていたと言う。

近ごろ「論」が浅くなっていると思いませんか。
その良し悪し、是非、正しいか違っているかを問う前に。
ひとつの「論」の専制が起きる時、
失なわれるのは自由の気風。
そうならないために、もっと「論」を愉しみませんか。
2008年夏 筑紫哲也

“自由の気風”

この国は、建前上は、民主主義国で、国民主権で言論・思想の自由を保証されているはずだけど、実はそうではない。

実は、民主主義、むしろ資本主義かもしれないけれど、実は、

実に巧妙に組み立てられた“資本家独裁社会”なのだと思う。

このシステムは『国民主権』を掲げながら、実はそうではない『裏のシステム』を作り上げて来てしまっている。

忌野清志郎さんが、反原発を歌った「サマータイム・ブルース」。

この曲は、発表後、発売停止になり、その後違うレコード会社から再発売になった。


Summertime Blues/サマータイム・ブルース
オリジナル歌詞: E. Cochran & J. Capehart
替え歌詩: 忌野清志郎

暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース

(原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは日本人の悪い癖です
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配は要りません)

あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース

電力は余ってる、
要らねえ、もう要らねえ

電力は余ってる、
要らねえ、欲しくない

原子力は要らねえ、
危ねえ、欲しくない

要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、

電力は余っているよ
要らねえ、危ねえ、

この曲の発表、発売禁止の後の忌野清志郎さんの言葉、

「僕たちは、子供の頃から学校で、『この国は自由な国だ』って教えてこられたわけじゃないですか。でも、それはウソだったんだって解りました」(管理者の意訳で、正確な言葉ではないですけど、殆ど間違っていない言葉だと思います)

の言葉は、本当のこの国の裏側が少し透けて見えてしまった。

本当に、『原子力発電関係資本家』の政治力は大きい。

多くの諸外国が「原発放棄」と言うトレンドの中で、未だに息を永らえて居る。

はっきり言って、原子力は人類のコントロール出来るような代物では無い。

(仮に“保留”を付けても良いけど、現在の人類の科学力ではそう言える)

そんな事は、原子力発電に関わっている人間なら十分に承知しているはずだ。

でも、そこに“天文学的なお金”が動くと、人間の認識能力は歪んでしまう。

そんな、矛盾をあっさりと、バッサリ切った清志郎さんはもう居ない。

親友の泉谷しげる氏は

「オレは絶対に奴の死を受け入れない」「奴は死んでいない」

とか言っていた。泉谷氏も社会批判的な曲を多く作って来た人。

三浦友和氏、坂本龍一氏、井上陽水氏、竹中直人氏、RCの最初のヒット曲「ぼくの好きな先生」のモデルで都立日野高の担任教師、小林晴雄さんらが参列する密葬の中、

『この日午後4時4分、都内の自宅から清志郎さんの遺体を運ぶ車が、密葬会場に向けて出発すると、晴天の上空に虹が2本アーチを架けた。雨上がりの空でもないのに…。気象庁に問い合わせても「極めて珍しい」という現象は、カラフルなメークと衣装で観客を酔わせた「清志郎ルック」の名残のようだった。』(asahi.com)

忌野清志郎さんは、一足先に旅立ってしまった。58歳、旅立つにはまだ早すぎると思うし、もっと、彼にはいっぱい曲を創って、聞かせて欲しかった。そして、彼の“生きざま”を社会に問い続けて欲しかった。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

始めに

始めに当たって、

この場では『本音』で語りたい。

人は誰しも、『能力』を持って生きている。

ただ、人それぞれ、持っている能力のフィールドが違っているだけ。

それを99%以上の人たちは、自分のためだけに使って居る。

もちろん、それは当然と言えば当然のこと。

でも、そのほんの一部でも、その能力を“人のため”“社会のため”“この大自然のため”に使えば、

『この世界』はもう少しだけ、住みやすい世界になると思う。

それをみんなが望んでいるのなら………。

これも結局は、廻り回って“自分のため”になる。

人間一人ひとりの“能力”なんてたかが知れていると思う。

でもそれが、多く集まれば、社会を世界を、そしてこの大自然さえも変化させることができる。

今は少し、悪い方向に、皆の力が向いているような気がする。

この“場”が少しでも、いい方向に向かう、本音をぶつけ合う“場”になればなぁ。

とそう思う。

『喧嘩・口論』ではなく『議論』の場になって欲しい。

そう言いながら、わたしも現状“疲れきっている”という情けない状況。

どこまで書けるのかも『心許ない』状態。

そんな状態で、こんな“場”を目指すなんて、おこがましいと思う。

だから、少数でも、そういう人が出入りしてくれる“場”になって欲しい。

わたしも、ゆっくりと(トボトボと?)、休み休み、

「そういう場所になればいいなぁ」

と思いつつ、そういう人がいらっしゃるのなら、遅れないように、歩いて行きたいと思っています。
プロフィール

Yasutomo-Araki

Author:Yasutomo-Araki
現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

なおこのブログではアフィリエイトプログラムを利用しておりますが、実際の商品の購入に関しましては、お客さまとリンク先のホームページ管理人とのお取引になります。お取引に関しまして、当ブログ、並びに管理人は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。当該商品等のお問い合わせは、お取引先までご連絡下さい。

みんなのプロフィールSP

人気ブログランキングへ

カレンダー
05 | 2009/05 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
F2Cアフィリエイト
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
クロック
最新コメント
Flashリバーシ
時間があれば遊んでいってください
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
クリック募金
ワンクリックで救える命がある
リンク
RSSリンクの表示
FC2カウンター
メールフォーム
個人的に連絡したい時はこちらへ

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
ブロとも募集中で~す!

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム