この国の「悪い遺伝子」…「悪夢」に触発されて

今日は「悪夢」で目覚めた。

そもそも私がこんな人生の迷路に迷い込む事になった、大きな原因の事だった。

自分でも「忘れて」居た。と言うか、無意識に忘れようとしていたのかも知れない。

でも、自分の「現在の行動」、つまり経済学の大学院へ行ってるのも、実はそこに端を発しているのだ。

事は、わたし個人だけの話ではない。

それは、BADイメージで有名になってしまった「A市」の内情、そして、それに連なる県や国の「役人村」、政治家、大企業群と言った、この国の「悪い遺伝子」に関わっている。

表面化した、「A市歩道橋事故」や「A市砂浜陥没事故」だが、それはたまたま事故が起こり、表面化した「氷山の一角」にしか過ぎない。

わたしは、「こういう形」で現れるとまでは予見出来ていた訳では無いが、

「いずれ、大きな事故が起こるだろう」

とはもう数十年前から予見していた。と言うのは、内部では大小の『人災事故』(とあえて書く)の連続だったからだ(そして、多分、今でも…)。

しかも、悪い事は、それを「直視」して、真剣に「改善」しようとするのでは無く、全てを「闇の中」に葬り去ろうとする「意図」が組織の遺伝子として、延々と引き継がれて来たことだ(そして、『大きな悪事(意図的なのか意図的でないのか解らない失態)をしたモノ程、『仲間』として経営陣(管理職)に加わって行く。これで、まともな「組織経営」など出来ない事が「自明」な事は子供にでも解るだろう)。

「パフォーマンス」(内実の伴わない見せかけだけの行為)は、前K市長だけの専売特許ではない。

そこに「この国のタブー問題」も絡んでいる。だが、それは、わたしから言わせれば「わざと絡ませている」面が強い。だが、確かに「この問題はA市にとって避けて通れない、しかし表面化出来ない微妙な問題」なのだ。

事故の遺族の方々は、

「真相が知りたい」

と異口同音に言われている。

それは何故だろうか?

裁判や、新聞報道や、役所の説明はもう十分に聞かれているはずだ。だが、遺族の方々は、

「どこか腑に落ちない」

何かを感じておられるのではないだろうか?

その「何か」こそ、「A市の遺伝子」「A市の宿痾」なのだろうと思う。

その「遺伝子を持った者が、自らの遺伝子を引き継ぐ者を後継者にし続けてきた」と言うのが実態なのだ。

だから、これを「まともな状況に改善しようとするモノは、彼らにとっては『敵』以外の何物でもない」。なぜなら、そんな「マトモ」を持って来られると、自分たちの「悪事が露見」してしまうからだ。彼らの「保身本能」は半端ではない、文字通り「人を殺してでも自らを守る」だろうし、守って来た。

わたしは、新市長に期待をかけた。そして、色々な形で「協力」させて貰った。

それは一重に、

「A市をまともに、発展性のある、市にしたかった」

からだ。だが、どうも違ったようだ。ただ、「市長が翼賛体制の中から生まれるよりはマシだったか」とは思うが、就任後の彼の行動を見ていると、どうも、「彼も同じ遺伝子の持ち主だった」としか思えない。

或いは、良く解釈して「翼賛体制が崩れていない中で、動きが取れない」のか…とは思うが、この点も、わたしは事前に彼に伝えてあった。

そして、彼については納得出来ない事が数点ある。

まずは、あれ程「旧来の市制の改革」を訴えていたのにも関わらず、未だ殆ど何も「着手し始めていない」事。そして、一番、疑わしい事は、彼が否定した「前K市長」(その市政運営=実は“代理人”が仕切っていた)を、ポスターの片隅に小さな文字で「K前市長:わたしは彼を応援しています」(これは、わたしが直接見たのでは無く、わたしの友人からの情報)と書かれてあった事。これでは「最初から話が違ってくる」。

更には、選挙期間中には、わたしに「良い顔」を見せて、直接ではないが(直接会って話をする予定だったが、思わぬ、予想外のアクシデントでそれが潰されてしまった)コミュニケーションを(と言うか、こちらからの「一方的な情報提供」だったのだが)取っていたのだが、当選後は「一切無視」状態になっている。

まず、話せるのはココまで位。

本当は「話せない事が山のようにある」。ここで書いたのは、それこそ「氷山の一角」。しかも「本当は話す気も無かった(わたしにすれば「もう好きにすれば」と言うのが本音)」。

だが、今回、ここまで話したのは、昨夜の「悪夢」のせいだろう。

こんな「事」が大なり小なり「全国で起こっている」のだろう。

そうなると、

「本当に、この国は『終わり』」だと思う。

未だに、大学院で経済学をお勉強して「どうにかしたい」と思っている、わたしは「とんだ道化師」なのだろう。
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「リカードの中立命題」&本当にそうなってるの?

今回は軽く(?)「経済学」のお話…と言うか、「わたしが引っ掛かっている事の一つ」(兎に角、色々と引っかかって困ってしまう 笑)

リカードの中立命題
公債の発行は増税の代替策にすぎないので、政府支出を公債でまかなっても租税でまかなっても、経済的効果は等しいというリカードの説。

新古典派によれば、Y:一定の基で次式(で示されるモデル)が成り立つ。以下、「リカードの中立命題」を2期モデルで導出してみる。

いきなり「数学」になってしまうけど、数式嫌いな人は「結果」だけ見て。でもこれはまだ中高校レベルの数学でも十分理解出来る範囲だから、できれば式を追ってみて。

(1)国債発行無しの場合
政府行動
G=T ………①
G=T ………②
家計行動
Y-T=C+S ………③
Y+(1+r)S-T=C ………④
 
③式をS1を求める式にすれば、
S= Y-T-C ………⑤
これを④式に代入すれば、
C=Y+(1+r)(Y-T-C)-T ………⑥
この式を整理すれば、
C=-(1+r)C+Y+(1+r)Y-{(1+r)T+T}………⑦

(2)国債発行(減税有り)の場合
政府行動
G=(T-⊿B)+⊿B ………①´
G+(1+r)⊿B =T+(1+r)⊿B ………②´
家計行動
Y-(T-⊿B)=C+S ………③´
Y+(1+r)S-(1+r)⊿B-T=C ………④´

(1)の場合と同様に、③´式をS1を求める式にすれば、
S= Y-(T-⊿B)-C ………⑤´
 これを、④´式に代入すれば、
C=Y+(1+r){Y-(T-⊿B)-C}-(1+r)⊿B -T ………⑥´
 この式を整理すれば、
C=Y+(1+r)Y-(1+r)T+(1+r)⊿B-(1+r)C-(1+r)⊿B-T
 から、
C=-(1+r)C+Y+(1+r)Y-{(1+r)T+T}………⑦´

⑦式と⑦´式は同じ式であることが解る。
つまり、政府支出額を税で賄おうと、税+国債で賄おうと、同じである事が解る。
ここで、G=Tであり、G=Tであるので、「税」=「政府行動」であるから、⑦式及び⑦´式は、
C=-(1+r)C+Y+(1+r)Y-{(1+r)G+G}
と読み替える事が出来る。

これを「リカードの中立命題」と言う。

ここで、Gは1期の政府支出。Tは1期の税。Gは2期目の政府支出。Tは2期目の税。またCは1期目の消費。Sは1期目の貯蓄。またCは2期目の消費。⊿Bは国債発行額でrは実質利子率。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ところで、この「リカードの中立命題」を教科書的に言えば、

「政府支出を公債でまかなっても租税でまかなっても、消費に影響はない」

と言う事で、これを誤解して、

「財政政策は消費を増やさないので、GDPを増加させる効果はない」

と発言している、著名なエコノミストの方が居ると、うちのBOSSが言ってた。

しかし、それは「誤解」であることは、経験的(実証的)にも解る事だし、

Y=C+I+G+純輸出入

であり(より単純にはY=C+Iと理解していれば良いだろう)、IやGが上昇すれば、当然Y(GDP)は上昇する。


ただ、確かに、「バローの中立命題」を考えると、「国債はいつか払わなければならない将来の税金」であり、その「負債を、子孫に押し付けるのか!」なんて考えてしまう。


でも、少なくとも「短期的」には効果がある訳だし、上手くすれば「パイを膨らませる」きっかけにすることが出来るかも知れない。

教科書的には「国債は資産と言うよりは、将来支払わなければならない増税分」

と言う事になるようだけど。マクロ的にはそうでも、まさか国民が均等に「国債」を買っている訳でも無いし、「やはり国債を買う人にとっては『資産』と見てるよな~」と思う。

ところで、わたしが「引っかかる」のは、

「政府行動って、G=(T-⊿B)+⊿B では無くて、G=T+⊿B じゃないの?」

って事。確かに、Gが足りなければ「即、⊿B分増税」って事になるのかも知れないけど、まあ、政治的に言えば「増税」したら政権が持たないので、増税は本当はやりたくないでしょうね。

まぁ、「リカードの中立命題」の場合は、Gが決まってるので、遠慮なく「増税」って事になる(これはモデルの定義がそうだから当然)。

で、実際「日本の租税収入、その他収入と新規国債発行額」を財務省の統計資料から作成してみると、下の図のようなグラフになる。

日本の租税収入、その他収入と新規国債発行額


ここで、付け加えるべきは、
① 1993年減税(補正予算にて、所得税・住民税の特別減税、所得税の恒久減税)実施。
② 1998年1年限りの減税。また補正予算では(所得税・住民税の特別減税、所得税の恒久減税)施行。
③ 2008年「バリア・フリー改修促進減税」施行。
④ 2009年「住宅ローン減税・省エネ改修促進減税(5年間)」施行。

 で確かに、1998年は新規国債発行額は増加している。でも、2008年は横ばいと言うかむしろ新規国債の発行は手控えられている(1993年までは追えませんでした)。
2008年は「新規国債」の発行は横ばい或いは若干低下。2009年度ではからは「新規国債」の発行額が上昇していく。

今回は、あまり時間がなかったので、詳細の追及は無理だったけど、2008年からの「新規国債」発行の増加は、「民間最終消費支出」が語るように、「国民の所得そのものが減少したために(2007年からですね)、その分の「補填」的な意味合いがあるのでは考えてしまう。実際、「租税収入」は「消費」に比例して低下している。

そもそも、2008年の「バリア・フリー改修促進減税」や2009年の「住宅ローン減税・省エネ改修促進減税(5年間)」なんかは、最近の「エコカー減税」やエコ家電減税などの、「減税」(と言えば減税だけど)と言うよりは「販促」的な面が強いように感じる。

しかし、グラフからも(実感からも?)解るように、「常に税収は不足」していたのだ。もちろん、そこに「国と地方による過度の公共投資」による「資源の最適(適切)な分配の失敗」があったかも知れない。

それにしても、今回「引っかかった」のは、

「現実には、新規国債発行にあたって本当に『減税』してるの?」

って事(疑問)だったし。「減税する程、政府財政は健全(今や国と地方合わせた債務は1000兆円を超えている)なの?」

って事。

なんか「だらだらと、国債発行してる(未来の増税です)って感じが」否めない。国民の「総所得」が減少してきて、「消費」も冷え込んで、それで「国債」発行して、「財政の立て直し」(つまりは日本の「生産性」の向上に資するような投資)をするのなら良いけど、なんか「足らずは、ホイ、国債で」みたいな「惰性」に落ち込んでいるような気がする。

いま、この国を立て直す政策は「政局絡みの経済政策」ではなくて、中長期的に「パイを膨らませる」事だろう。それには(苦しいやりくりの中だとは思うけど)、低下傾向にある「この国の教育費(もちろん、それは『質』につながらなければ意味はない)」を充実させ、或いは、教育制度をもう一度根本から考え直して、「効率性」(あんまり良い印象は受けないかも知れませんね)を上げ、『生産性』の向上に貢献出来る「人材」を育てる事だ。

「いかに、将来に繋がる『生産性の向上』を獲得するか」

と言う事だと思う。

現在のこの国の「リーダー」達に、そんな「意識」はあるのだろうか?

※ 今回のエントリは「学術的」に厳密なモノではありません。ただ、一つの「経済理論モデル」に対して、「現実に行われている事」が「違ってるのではないの!?」と言う、素朴な疑問から、前期テスト前の僅かな空き時間を使って、少しだけ「調査」して、感じた事を書いただけです。

経済成長 「A:技術項の重要性」

マクロ経済学のメイン・テーマは「景気変動と経済成長」。

景気変動は(一般的には)余り好ましいモノではないので、出来るだけ「安定した経済」を目指して「経済施策」を行う。ただ、景気変動の要因は余りにも多いので、どうしても「経済は揺らぐ」。

経済は、「好況」と「不況」を繰り返す事になる。

本当に重要な問題は「経済成長」。

ただ、現実には「景気変動」と「経済成長」との区別は、その判断が難しいところ。

景気変動だと思ってたら、経済のトレンド自体が変化してるかも解らない。

「経済成長」の理論の基本モデルは「ソロー・モデル」。

経済モデルは、様々な要素を捨象して、単純化したモデルを(数学的に)構築して、それで分析する。

現実に「全ての要素」を入れてモデル化すると、当然「複雑系」になって、簡単には解けない。

コンピューターでパラメータを色々といじって見て、シュミレートするしかないだろう。

物理で言えば、アインシュタインの「一般相対論」のようなモノか…

特別な場合だけ「解」が見つかる場合もある…かも知れない(「特殊解」)。

で、ソロー・モデルを様々に発展させていく中で、解った事は、

「A:技術項の重要性」

実は、ソロー・モデルでは、「資本蓄積」と「資本減耗」が交わる点で「安定」してしまう。

つまりは、

「そこで、経済成長は止まってしまう」

のだ。しかし、現実には、そんな事は起こって居なくて、

「アメリカを始めとする先進諸国はここ百年程度、毎年2%程度の経済成長を達成している」

のだ。では何がそれを可能にしているのか?

それが「A:技術項」だ。

「技術項って?」

それは、文字通り「技術力」の事。もっと詳しく言えば、「イノベーション」だし「労働者の技術能力」、更には「人々の教育レベル」もそこに含まれる。

では何故?

結論から言えばA項こそが「経済成長の推進力」になるのだ。

実は「逆も真なり」なのだ。

つまり、「何らかの要因で、その国の技術力や、技術インフラがダメージを受けると、経済は後退してしまう」

つまり「豊かだった国も、貧困国になる可能性がある」のだ。

事業仕訳で、

「1番じゃなければダメなのですか? 二番じゃだめなのですか?」

と言うお話があったが、

「1番でなければならない」のだ。

2番では1番に「オールorナッシング」(ちょっと極論か…でも色々と「議論」はありそうだ)で、1番が全部かっさらって行く事になるのだ。

まあ、あれは「スパコン」の話で、一つの分野にしか過ぎない(と同時に、その国のコンピューター技術の代表でもある)のだけど…

兎に角、今、この国の不安の一つは、

「教育制度の失敗」によって、かって、世界トップを軒並み獲得していた「理科系能力」が低下していること。

もちろん「超少子高齢化」も気になる。

こういう過酷な社会条件が予測されるからこそ、

「日本は、A:技術項を向上させる施策を喫緊の課題として、この国の経済安定の基礎として確立しなければならない」

と思うのだ。

これは「経済学でも初級~中級レベル」(もちろん、もっと深い部分まで行けば、当然上級レベルのトピックスになることは言うまでもない)でも、出てくる「課題」なので、少し、「経済学」を齧った人なら誰でも知っている「基本事項」だと思う。

なのに、なぜ、それが「一番じゃなければだめですか?」発言になったり、するのか…

優秀であるはずの国家官僚や、政治家さんは、そんな「経済基礎」なんて軽く見ているのか…まさか「知らない」ってな事は無いと思うのだが…

P・クルーグマン教授ブログ「設備投資における二つの不振」と、それにつられて考える日本経済など

今回はまたTHE WALL STREET JOURNALのPAUL KURUGMAN教授のブログエントリから。

タイトルは「設備投資における二つの不振」。今回もまた、内容と教授の英語に悩まされてしまいました。

要は、米国のリセッション、2000年に始まるブッシュ政権時のリセッションと、2007年のリセッションとの中身の違い…と言う事ですね。

これに関して、クルーグマン教授が過去に書いた二つの記事が、ジョンテーラーさんには「ひっかかる」所がある。

それに対して、クルーグマン教授が「この二つのリセッションの間には大きな違いがある」と書かれている訳ですね。

2000年に始まるリセッションは、例の2001年の9.11事件に端を発するリセッション。

「テロとの戦い」

と打ち上げたブッシュ政権の経済は戦時経済と言えるのではないでしょうか?

米国経済のこの時期の低迷は、

『1998年から2000年まで黒字転換に成功したが、2001年のITバブル崩壊後の景気対策としての所得減税の影響や対テロ戦争に向けた軍事費の拡大などにより、2001年以降再び財政赤字となった』
(http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2006/2006honbun/html/i1212000.html 参)

と説明されています(ココには具体的な数字やグラフもあります)。

一方、2007年のリセッションは、例の「サブプライムローン」による世界中に深刻な影響を与えたリセッション。これは、米国の「土地バブルの崩壊」や「金融工学を駆使した金融商品」等々が与えた米国発の世界規模のリセッション。

このリセッションは「あわや大恐慌か!?」とまで言われたけど、米国を始めとする世界の打つ手も規模も早さも大きかったので、最悪のケースは逃れることができた。
でも、未だにその影響は世界中に尾を引いている。

特に、直撃を受けなかった日本も、世界経済のリセッションを受けて、その後、輸出が落ち込み、それまでの「失われた10年」「失われた20年」そして、失われた25年…という不況の中での出来事で、ますます景気は悪化、雇用状況も悪化した。

日本は、それまでに景気回復しておかなければならないところが、だらだらとしたデフレを続け、「流動性の罠」にまで入り込んでしまった。

そんな状況下での、2011年3月11日の「東日本大震災」。

この損害の試算額は10兆円~25兆円と幅が広いが、どういう基準で試算されているのだろうか? などと考えてしまう。これは直接の「災害被害額」の試算だろう。

わたしが、わたしなりに地域別のGDPから、日本のGDPの低下を試算してみると、100兆円台になった。ただ、この方法が正しいか否かは解らない(公式的な試算はどのようにするのか解らないので…)、が、これが正しければ、日本のGDPは2割以上低下する。但し、政府の緊急投資や消費がどのようになるのかによって、この数字は小さくもなるだろうし、大きくもなるだろう。

まあ、今回はこの件については深く触れないでおこう。しかし、今回の「東日本大震災」によるリセッションは、余程上手くハンドリングしなければならない事だけは確かだろう。今までの危機にさえ「適切な対応」を取ることが出来てきたとは言えない、日本政府や金融当局に果たして「適切な対応」が取れるのかは非常に気にかかるところではあります。

さて、住宅投資の低下によるリセッションの方が、単純な(?)設備投資の低下によるリセッションよりもより深刻で、その影響も波及してゆくものである事が、クルーグマン教授のエントリで理解することができる。





Two Slumps in Business Investment
設備投資における二つの不振

Oh, my. I think John Taylor is being deliberately dense here: he professes himself baffled by my two posts criticizing his assertion that the investment-unemployment correlation says that anti-business rhetoric and policies are the problem.

何と言ったらよいのでしょうか。わたしは、ジョンテイラーがここで故意に厳密であると思います:わたしが過去に書いた、彼の投資-失業相関関係がビジネスのレトリックとポリシーに反していると言う断定は疑問である、と言う二つの記事によって困惑しているのだと言います。

Maybe this will help: let’s look at two slumps in nonresidential fixed investment as a share of GDP, one beginning in 2000 (peak in the third quarter) and one beginning in 2007 (peak in the fourth quarter). Here’s how they compare, quarter by quarter:

ポール・クルーグマン教授

恐らく、これが助けになるでしょう:二つの不況期、一つは、2000年に始まる(第3四半期にピークを迎えた)ものと、もう一つは2007年に始まる(第4四半期にピークを迎えた)における非住居用の不動産投資のGDPにおける割合を見てみましょう。四半期ごとの比較を以下に示して見ます:

四半期毎のGDPに対する設備投資比率

The slump in business investment was actually deeper and longer in the Bush-era recession and aftermath than this time around. Yet the economic slump this time has, of course, been much deeper. Why? Mainly because housing slumped this time; indeed, you can think of the 2001 recession as a recession basically led by business investment, while the 2007 recession was basically led by housing, with business investment a lagging indicator.

設備投資の不振は、今回はより実際により深くて、ブッシュ時代の不況とその余波より長かったです。そしてもちろんのこと、今回の景気停滞は、非常により深かったです。 なぜって? 今回は主に住宅投資が落ち込んだからです;本当に、2007の不況が主に住宅投資によるものであり、その遅行指標として設備投資が伴っているのに対して、2001の不況は設備投資によるものであるとみなすことができます。

So where, in all this, is there any reason to think that anti-business rhetoric or policies are at fault? I mean, if weak business investment says that you have an anti-business administration, then of the last two presidents Bush looks like the more anti-business guy.

それで、こういう状況で、どこに、アンチビジネスのレトリックまたは方針が誤っていると思う理由が、あるでしょうか? つまり、もしもより少ない設備投資がアンチビジネスの管理をすると言うならば、最後の2人の大統領のうち、ブッシュはよりアンチビジネスの人ということになります。

The point is that this looks very much like a housing and household-balance-sheet slump, with business investment if anything stronger than you might have expected given the amount of excess capacity. I cannot understand what makes Taylor think otherwise..

要点は、住居と家計のバランスシートの落ち込みが、設備投資があなたが予想したかもしれない過剰設備の量を超えてなされた場合に起こるだろう状況に非常によく似ているということです。わたしには、何がテイラーに、それ以外の事柄を思いつかせるのか解りません。

(http://krugman.blogs.nytimes.com/ 参)




※今回も翻訳は管理者の「拙訳」です。誤訳があると思いますので、指摘していただければ有り難いです。

THE WALL STREET JOURNAL ブログ 「米国の衰退産業トップ10」 なぜこの時期に…?

THE WALL STREET JOURNAL日本語版のブログで「米国の衰退産業トップ10」と言うエントリが結構大きく取り上げられていた。

2011年 3月 29日 11:27 JSTのブログによれば、

『米国経済は深刻な景気後退(リセッション)から回復途上にあるが、一部の業界は完全に回復することはない見通し』

であると始まる。

『調査会社IBISワールドは、衰退しつつある10の産業を挙げている。そのリストは非常に衝撃的なものというわけではない。だが、技術の進歩によって取り残されたり、海外との競争で打撃を受けている先行きの厳しいさまざまな産業に焦点を当てている』

一応「そのリストは非常に衝撃的なものというわけではない」とことわっているが、それにしては、かなり上位の記事として掲載されている。そのリストは下記の通り。

以下は米国の衰退産業トップ10。
米国の衰退産業トップ10

リストに上がっているのは「固定電話」「繊維」「新聞発行」「アパレル製造」「DVD・ゲーム・ビデオ・レンタル」「プレハブ住宅」「映像制作・サービス」「レコード店」「写真現像」「フォーマルウエア・レンタル」の10産業。

その衰退には、それぞれの事情が存在する。しかし、これらの10産業、日本でも「斜陽産業」ではないか?

ところで、わたしがわざわざ(?)ここで、取り上げたのは、これら「斜陽産業」、2010年売上高の総額が283,063万ドル。

ところで、米国のGDPは景気が悪化した2009年で14兆1,190億ドル。つまりは、大きく取り上げられた「米国の衰退産業」の総額でさえ、GDPのわずか2%程度にしか過ぎない。少し景気回復基調にあった2010年の米国ならGDPの1%台だっただろう。

しかも、売上減少額はさらに小さく、1%程か、或いは1%を切っているかも知れない。その額が、当事者にとって決して「小さい」とは言えない。が、米国経済全体としてみれば、殆ど影響のない額と言っても良いだろう。

これは、P・クルーグマン教授がいつも言ってることだが、

「それは、大した問題になるような額ではない」(もちろん、教授も当事者にとっては重大な問題である事を認めていますが)

です。しかし、「米国国民」は内部の「格差」などの不満のために、常に「敵」を必要とします。過去には「日本」が経済的な「敵」だった。そして現在は「中国」。

或いは、その外に(例えば「テロ」とか)共通の敵が見つかれば、「経済問題」への「外敵政策」は緩いものになります。

しかし、なぜ、今、このタイミング(日本の未曾有の大震災&原発危機)で、このような記事が書かれるのか。

それ程、国内の「不満」が溜まって来ているのか? 米国の目はすでに、「リビア」や「パレスティナ」を超えて、「中国」に注がれているのかも知れない。

記者: Phil Izzo
(http://jp.wsj.com/Economy/node_212030 参)
プロフィール

Yasutomo-Araki

Author:Yasutomo-Araki
現代の閉塞感のある世界がもう少しだけ住みやすくなれば良いなぁ、などと考えております。今の状況の延長線を自分たちの子供たちや孫たちへバトンを渡すのは余りにも無責任だと思っています。大学は工学系卒。国立K大学の経済学研究科大学院修士。博士課程考慮中…。この国の未来への良きシナリオを描きたいと思いトボトボと歩いてるって感じです。ただ最近は、当方の怠慢のせいでtwitterまとめ、或いは「忘備録」化してます…。しかし、同志さんたち大歓迎です。

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